「大儲けはできないけど潰れない」を目指したい

売上を増やすのではなく、大儲けをするのではなく、とにかく潰れない。
そんな状態を目指したいです。

売上増加・規模拡大を目指して疲弊

独立するまでにいくつかの事務所に勤務しました。
従業員100人以上の税理士法人から従業員2人の小規模な税理士事務所まで様々な業態の事務所を経験してきました。

それぞれの事務所で特徴がありました。

・大規模な税理士法人は業種特化しており安定して少しずつ拡大していました。
紹介でホントに少しずつ増えていたので従業員も少しずつ増やしていました。

・一番規模が小さかったのは従業員2人のところ。
ここは所長が80歳近く新規のお客様は取らないようにしていました。
開業して40年くらいの業歴があり付き合いの長いお客様ばかりでした。

・違う事務所では当初2人の従業員でした。
それが、5年後くらいに事務所を広い場所に移転・従業員も6人くらいに増えました。
拡大を目指していたので広い事務所・従業員を増やしていたのです。

他にも勤務した事務所がありますが特徴的なものをあげると上記の3つ。

  1. 安定している大規模な税理士法人
  2. お客様を増やさないようにしている小規模事務所
  3. 拡大を目指している小から中事務所

一番大変だったのは言うまでもなく、、、3の拡大を目指している事務所です。

大規模な税理士法人は業種特化で少しずつ増えている状態で躍起になって営業はしていませんでした。
安定していて従業員同士の関係も悪くなかったです。
残業はありましたが事務所内の雰囲気はよく働きやすかったのは間違いないです。

2人の事務所はこれ以上増やさないと決めていたので仕事が増えることはありませんでした。
従業員がいないので人付き合いが苦手な私にとっては余計な気をつかう必要もなくよかったです。

拡大を目指していたところは、とにかく何も整備されておらず・従業員同士の関係も悪く・拡大を目指していてもそれほど増えるわけでもなく、とにかく大変で疲弊していた印象です。

退職してもう何年も経っているので今はどうなっているかわかりません。
当時のままだったらかなり大変だろうなと。

増えないけど潰れない

最近読んだ本でよかったなと思ったのが「売上を、減らそう。」です。
売上を減らそうの画像

タイトルからして私の方向性と合っているなと。
同じ方向性の本ばかり読んでいても得るものは少ないかなと感じているのですが、「売上を、減らそう。」は新たな気づきもありました。

色々と気づきはありましたが一番は「大儲けはできないけど絶対に潰れないお店がたくさんできたら面白い」です。

一日50食限定のお店をたくさん作る。
一日50食なら大変じゃないし不可能ではない、疲弊するほど働く必要がない、それでいて潰れない。

税理士業ならそれが可能なんじゃないかなと。
自宅事務所にすれば固定費はかからないし、家族が食べていけるだけの収入なら徹夜で働く必要もないでしょう。

「どんなに売れてもそれ以上売らない」

どんなに売れてもそれ以上売らない、この姿勢にも気づきがありました。
独立すると不安ですから依頼があればなんとか受けようとしてしまいがちです。
無理なスケジュール調整をして夜・土日にも受けてしまったり。

売れる状態であっても必要以上は売らない。

それが「生活」を充実させるためには必要ですね。
ひとりでやっている以上は大手には勝てません。
勝ちにいくのではなくあくまでも潰れないことを目標に。

拡大するよりも「絶対に潰れない体制」を目指したいところです。

→ 売上を、減らそう

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仕事を減らすのは勇気がいるけど余裕は持たせておきたい

苦しいときはお願い・相談して助けてもらうのもあり

【編集後記】
昨日は税務調査の立ち会いを。
話がしやすい(わかる)調査官だったので早めに。
戻って申告書の作成など。

【イクメン日記】
もうすぐ夏休みも終わりですが宿題は終わらず。。
急ぎでやらせています。。

【一日一新】
鳩ヶ谷駅 ぎょうざの満州