ホラー小説の「どこの家にも怖いものはいる」を読みました。
残穢を思い出す怖さです。
複数の怪談に感じる共通点
ホラー小説の「どこの家にも怖いものはいる」を読んでみました。
途中まで先が気になって電車を乗り過ごすくらいハマりました。
内容としては、複数の怪談に共通点を感じて・・・。
作家の元に偶然集まった五つの《幽霊屋敷》話。時代、内容、すべて違う五つに共通点を見つけた時、ソレは貴方の部屋にも現れる……?
ホラー作家の元に寄せられた怪談。
その中になんとなく似ている・どこかで読んだことがある話がある。
その話の共通点を探っていく話です。
※以下ネタバレあります。
残穢を思い出す
時代も場所もすべて違う。
なのにどことなく同じような内容の怪談話が寄せられる。
この内容を聞いて思い出すのは「残穢」です。
私が大好きな「屍鬼」を書いた小野不由美のホラー小説です。
映画も観ました。
関連小説「残穢」(ざんえ)の感想。ゾクゾクくる怖さ!でもちょっと物足りない
「残穢」も「どこの家にも怖いものはいる」も直接的なバケモノが出てきて殺戮するような内容ではありません。
グロい表現も少ないのでホラーが苦手でも読めるでしょう。
でも、、、読んだ後に怖くなるかも。
年代も場所も違うのに同じ怪奇現象
年代も場所も違うのに似たような怪現象が起こるのは両方に共通しています。
ホラー小説家に寄せられた怪談話。
どこかで読んだことがある・なんとなく似ている怪談話を以前にも聞いたことがある。
調べてみると場所も年代も違う。
なのに、、、どこか共通点がある。
これだけで怖いですよね。
どんな共通点があるのか、原因はなんなのか、どうして違う場所で同じ現象が起こるのか?
解明していく過程が非常に面白い。
両者で違うのは「残穢」は怨念が拡散して色々な場所で・・・・、
「どこの家にも怖いものはいる」は違う場所のように思えて実は同じ場所で・・・。
関わると祟られる
そう考えると「残穢」の方が怖いですね。
「聞いても祟られる・話しても祟られる」、だから拡散する。
聞いても話しても祟られるなんて恐ろしい。。
「どこの家にも怖いものはある」も解明していく中で怪現象を体験しています。
関わるから・・・。
まとめ
「どこの家にも怖いものはいる」は本の内容そのままに「あれ、この本の内容ってどこかで・・・」と思わされます。
それが怖さの一つ。
オチは残念な感じではありますが面白いです。
未読の方はぜひ読んで観てください。
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