ホラー小説「おどろしの森」読了。序盤から怖い・最後も怖ければよかったかも

ホラー小説の「おどろしの森」を読みました。
序盤から引き込まれ一気読みです。

おどろしの森

ホラー小説の「おどろしの森」を読みました。
序盤から興味を惹かれ一気読みでした。

同じ著者の「お孵り」も読んだことがあります。
お孵りおかえりこちらも一気読み。
嫌な読後感だったことを覚えています。

「おどろしの森」も期待して読みました。

霊能者

「おどろしの森」には化け物がでてきます。
人が怖い系ではなく「ぼぎわんが、来る」みたいな恐ろしい化け物がでてくる話。
強い霊能者が戦うのも同じ。

よかったのは強い霊能者も一回はやられてしまってどうにもならない感を感じられたことですね。

結局は強い霊能者が倒すのですけど簡単にというわけでもない。
ありがちな最初に弱い霊能者が戦ってやられてその師匠みたいな強い人がでてきて倒す、みたいな展開ではありません。

パパっと倒してしまう感じではないのがよかったですね。

ただ必殺技のようなものがあるのはちょっと。。。
あと戦っているシーンが少し長いかなぁとも。

男にしか見えない

尼子拓真は新築一軒家を購入し幸せの絶頂だった。だが家の中でお香の匂いや女の笑い声がし出すように。なぜかそれは拓真にしか感じられず、霊能者にも異常ないと言われてしまう。この家に隠された秘密とは。

新築の家で怪異が起こる。
それも父親と男の子にしかわからない。
女性の霊能者にみてもらっても異常がないといわれてしまう。

男にしか見えないものだと気づく。

男にしか見えないというのも怖いですね。
恐怖をわかってもらえないのもつらいですし。

逆パターンで女性しかみえない、感じない怪異があった場合に信じてあげられるかどうか。

想像してみると恐ろしいですね。

あと怖いのは化け物本体だけでなく伝染したり拡散することですね。
人から人へどんどん拡散している様は恐ろしい。

途中から霊能者の戦いが始まりますけどその前までの呪いの描写は怖いです。

最後は後味悪く終わるのかと思いきやそんなこともなくすんなり終わったのはちょっと残念。
終わったと思った怪異が実は・・・みたいな展開を期待してしまいました。

全体的に楽しめました。

→ おどろしの森

 

【編集後記】
昨日は出版社さんと打ち合わせ。
新しい企画で楽しみです。
確定申告が終わってホッとしたので
ちょっとペースダウンしてゆっくり過ごしました。

【イクメン日記】
次男は少しずつ学校から持ち物を持ち帰っています。
長男はいつものように最終日にまとめて持ち帰りそう・・・。

【一日一新】
青山一丁目 タリーズ