ホラー小説「爛れた闇」は読んでいて気持ち悪さがある

ホラー小説の爛れた闇を読みました。
読んでいる間ずっとなんとなく嫌な気持ちでした。

爛れた闇

※ネタバレあります。

 

ホラー小説をよく読んでいるのでAmazonのオススメもホラーばかりになっています。
そのオススメに必ず出てくるのが飴村 行です。
飴村 行といえば「粘膜」シリーズ。

「粘膜」は読んだことないのですが、オススメに頻繁に出てくるのでよく目にしていました。
気になってはいたのですが「粘膜」の文字が何となく嫌な予感するので避け。。

今回は同じ著者の「爛れた闇」を読んでみることにしました。

読後は気持ち悪さなどはありませんでした。
ただ、Amazonのレビューをみると「粘膜ほどのインパクトがない」「飴村 行が苦手な人向け」などとあるので軽い方なのでしょうね。

気持ち悪さがある

それでも気持ち悪さはあります。

学校の不良と母親が付き合い出し家に入り浸るようになったため生きる希望を失った高校生の正矢。

これだけも嫌ですよね。
同級生が自分の母親と交際をはじめて自宅に入り浸っている。。。
妊娠し捨てられ、、、、。

これだけでも嫌なのに、この母親が本当にどうしようもない。

鬱病の治療に通っている病院で親子三代にわたっていいようにされて・・・。
主人公の親友が実はとんでもない奴でその親友にも母親が。

読んでいて嫌悪感がありました。

表現のグロさはあまりないのですが、

時代が違う話かと思えば

途中で急に戦時中の話になります。

記憶を失い独房に監禁されたうえに拷問を繰り返される謎の兵士。

過去の話かな??と思っていると実は現代だったと。
先祖の話か何かかと思って読み進めていくと実は現代で同時進行の話だったのはビックリしました。
二つの話がどう繋がるのか気になりながら読んでいくことになります。

二人の意識がリンクした時、凄絶な運命の幕が開く!

本当にどうしようもない人間がでてくるのですが、最後はスカッとして終わり・・・かと思いきやそうでもなく。

未知の生物に噛まれて自分も人間ではない「何か」になってしまって。
小説ですからね、もちろん現実にはありえない話です。

飴村 行の他の作品に比べるとまだまだインパクトが足りないようです。
でもそれでも嫌悪感はありました。

「粘膜シリーズ」が気になっている人はまず爛れた闇から読んでみるといいかもしれません。

未読の方はぜひ。

→ 爛れた闇

 

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