ホラー小説の夜市が面白いです。
バリバリのホラーではなくファンタジー系です。
ホラー小説「夜市」
夜市は古い小説です。
2005年のものなのでこの記事執筆時点でもう13年くらいたっています。
夜市はかなり前から存在は知っていました。
なんとなく読まずにいた理由は、、、化け物とかが出て来るようなものではないからです。
怖さにかけるだろうなと思ってなかなか読まずにいました。
購入してからもなかなか読まず。。
2018年5月16日に買ったのに読んだのは4ヶ月以上経ってから。。ようやく読んでみたら面白かったです。
2005年の日本ホラー小説大賞受賞です。
※以下、ネタバレあります。
ファンタジー系
お化けや化け物が出て来るようは話ではありません。
人間ではない存在は出て来ますが人を襲うようなものではありません。
「夜市」には2話収録されています。
- 夜市
- 風の古道
両方ともホラーというよりファンタジー系。
人間ではない他の世界に迷い込んで・・・という話。
夜市
紹介文だと、
妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた――。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング!
とあります。
エンディングが感動かどうかはわかりませんが、、一気に読んでしまうのは間違いありません。
なんでも買うことができる夜市。
何かを買わないと出ることができないけど、売っているものは超高額なものばかり。
野球の才能と引き換えに弟を売って、数年後にその弟を買い戻すために夜市に行くという話。
意外な展開で一気読みでした。
売られた弟がすぐ逃げ出し、若さと引き換えに自由を手に入れます。
再び夜市を訪れた兄が出会った老人が実は、、、。
弟を売った兄の描写、兄に売られた弟の描写がそれぞれ書かれています。
それぞれ対比して読むと面白い。
風の古道
こちらも異世界に迷い込む話。
怖いと感じるものはまったくありません。
異世界に迷い込んで行く様子はなんとなく「トトロ」を連想させますね。
別世界のモノはこちらの世界に持ち帰れないとか。
トトロが好きなら「風の古道」の世界観がハマるかも。
まとめ
化け物が出て来てハラハラで一気読みするのとは違います。
グロい表現もないです。
古い小説ですが未読の方はぜひ。
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【編集後記】
昨日は税務調査の立会い。
最近はバス移動も多いです。
意外と近くからバスが出ていることも多く便利です。
【イクメン日記】
なぜか休みの日に早く起きる。
平日は起こしても起きないのに。。
【一日一新】
朝霞台からバス
【読んだ本】
ぼぎわんが、来る
“ホラー小説「夜市」が面白い。ファンタジー系のホラーだけど一気読み” への1件の返信
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