「ご冗談でしょう、ファインマンさん」が面白い。人生を楽しく過ごすヒントがある

岩波現代文庫の「ご冗談でしょう、ファインマンさん」が面白いです。

物理学者の本だけど

岩波現代文庫の「ご冗談でしょう、ファインマンさん」が好きで何度か読み返しています。
ファインマンは物理学者でノーベル物理学賞を受賞しています。
岩波文庫・物理学者となると相当難しいイメージがありますがそんなことありません。

物理の話などほとんどなく知識がなくても読めます。
ファインマンの人生のエピソードを紹介しているような本です。

本の紹介文には、

二〇世紀アメリカの独創的物理学者が、奇想天外な話題に満ちた自らの体験をユーモアたっぷりに語る。持ち前の探求心と、大のいたずら好きは少年時代から変わらぬまま。大学時代や戦時下の研究所生活でも、周囲はいつもファインマンにしてやられる。

とあります。
物理学の難しい話ではなく、ファインマンのいたずら好きなエピソード集のような感じです。

私がこの本を知ったきっかけは面白い本を紹介しているHONZの代表である成毛さんの本で紹介されていたからです。

常に面白いことを考える日常

二冊の文庫になるほど面白いエピソードを残したファインマン。
読んでみると確かに面白いです。
大笑いするのではなく、日常のちょっとしたいたずら話が多くこんなことを考えていたら楽しいだろうなと。
ご冗談でしょう、ファインマンさん

ノーベル物理学賞を受賞するくらいなので頭がいいのは間違いありませんが、常にいたずら心を持って実際にやってしまうところにすごさを感じます。

ネタバレになるので細かい内容は書きませんが、
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ファインマンがいたずらでドアを盗むのですが、、、
いつまで経っても見つからないので、生徒一人一人に「お前が盗んだのか」と聞いてまわるわけですがみんな「私はやっていません」と言う。
ファインマンだけが「はい、私がやりました」と言うのですが、「ふざけるんじゃない!みんな真剣なんだ」と怒られてしまった。
正直に「やりました」と言ったのに犯人は見つからずに終わった。
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正直に「はい、やりました」と言っているのに「ふざけるんじゃない」と言われるあたりで日常がどんなものなのか想像できますよね。

このようなエピソードばかりです。
常に面白いことがないかを考えているので楽しそうです。

人生を楽しくするヒントがあるのでおすすめです。
未読の方は是非読んでみてください。

 

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