税理士試験が終わり転職活動が盛んになる時期です。
転職先はどのように選べば良いでしょうか?
将来の独立も見据えてみましょう。
何を重視するのかを明確に
私自身も何度も転職を経験していますのでいくつかの税理士事務所をみてきました。
数人の小さな事務所から100人超の大きな税理士法人に入社したこともあります。
当然ながらそれぞれに特徴があります。
- 給料は少ないけど残業がない
- 給料が多いけど残業ばかり
- 給料は少なく残業が多い
- 職員の税理士試験に対する意識が強い
- 職員のほとんどが税理士になることを諦めている
- 法人しか取り扱わない
- 医療専門
- きっちりマニュアル化されている
- マニュアルなどまったく無くすべて職員任せ
- 所長が一番勉強している
- 所長が一番勉強していない
などなど。
今までも何度か記事にしましたが、大切なのは何を重視するのかということ。
関連税理士事務所への転職で失敗しないために知っておくべきこと
ミスマッチは痛い・・
「入社してみたら違った」
よくあることですが我慢できるものもあればそうでないものもあります。
事務所の雰囲気が悪い、人間関係が大変、思ったより通勤が大変などはまだ我慢することもできます。
頑張れば改善することもできるでしょう。
ただ、どうしようもないこともあります。
例えば業務内容。
相続を経験したいと思って入社したのにまったく案件がないとか。
海外税務をやりたいと思っていたのにまったくないとか。
こんなミスマッチがあるとどうにもなりません。
このようなことにならないように何を重視するのかとその事務所が合っているのかを確認しなければいけません。
独立の選択肢を見据えておくことも
独立した今思うのは、せっかく税理士資格を取得したのなら独立も考えてみましょう、ということ。
独立してまだ2年目ですがもっと早く独立しておけばよかったと感じていますし、個人事業など小規模事業者が多かった事務所での勤務経験が活きています。
大企業ばかりの事務所だったらもっと大変だったかなと。
会計士の方が税理士として独立しても最初は細かい税務の取り扱いなどに戸惑うことでしょう。
上述したように転職時には何を重視するのかを明確にする必要がありますが、
今やりたいこともの他に「将来独立するときのこと」も検討してみてはいかがでしょうか。
独立した当初はどうしても中小企業の税務が多くなります。
比較的若い経営者の事務所に入社して、ITなどをどのように活用しているのかをみるのもいいでしょう。
独立後に相続を中心に扱っている方もいます。
相続を扱う事務所に入社して相続業務を覚えるだけでなく、どのように営業しているのかどのように業務を進めるのか、もし独立したら自分一人でどうやってやるのかも学んでおくといいです。
まとめ
単純に給料がいいから、なんと無く良さそうだから、で選んでもいいですができればもう少し深く考えてみましょう。
何を重視するのかを明確に。
将来に独立したときのことも考えてみましょう。
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【編集後記】
昨日は税務調査の相談が2件。
合間に執筆とブログなどを。
最近は調査の立会いが増えてきたので朝の更新が難しくなってきました。。
【イクメン日記】
長男の歯が抜けてきましたが歯並びが心配です。
矯正は高いので出来ればしなくて済めばいいなと。
【一日一新】
柏高島屋 スタバ
【一日一捨】
PC内の写真データなど