経理の合理化をしましょう。税理士でも会計業務の効率化を教えてくれない場合もある。

経理がどんな仕事をしているか把握していますか?
経理はブラックボックスになりやすいので気を付けましょう。

2014-09-02 15.52.56

やることを減らすようにしましょう

経理を簡単にする方法は、やること・管理することを減らすことです。

・現金精算をなくす
仮払をして精算をする方法だと帳簿に「仮払金」という科目が残りますから、
この「仮払金」の残高を管理しなくてはいけなくなります。
現金を扱うことにもなるので煩雑になります。
どうしても仮払をする必要があるときは、最初に一定金額を社員の口座に振り込むようにしましょう。
精算も毎回するのではなく、一定の間隔でするようにします。

現金精算をなくすことで、不正防止にもなります。
現金の残高が合わないという場合、単なるミスならいいですが、
最悪の場合は不正や盗難の疑いが発生することも考えられます。

また、10円・100円が合わないからといって時給1,000円の人が何時間もかけて調べるのは本当に無駄です。
「現金」はなるべくなくすようにしましょう。

・伝票は使わない、デジタル化する
いまだに手書きの伝票を使っている場合はすぐにやめましょう。
伝票を書いてそれをパソコンに入力すると二度手間です。
何十年と働いてきたベテラン経理社員は反抗するかもしれません。
自分の仕事がなくなるからです。
効率化するためには紙の伝票はやめましょう。

・預金通帳は減らす
預金通帳が多くなると管理が大変です。
メインバンクを決めてなるべく1つに集約しましょう。
通帳を1つにするとお金の流れもよくわかるようになります。
毎月何日に入金があり、何日に出金があり何日に資金が少なくなるのかがわかります。
バカにならないのが、記帳する手間です。
記帳する時間が省けるのは大きいでしょう。

・当社の支払日を決める
相手先の支払締切日に合わせて支払をしている会社が多いと思います。
そうすると10日や15日などのように月に何日か支払いをすることになります。
「当社の支払日は25日」と決めてしまえば月1回の支払で済みます。

・毎月ある取引は会計ソフトに登録する
会社の取引は毎月同じようなものですよね。
同じ取引を毎回毎回入力するのは時間がもったいないです。
会計ソフトには、仕訳登録という機能があります。
登録しておけば日付と金額を変えるだけで済みます。
金額も登録してしまえば日付の変更だけで済みます。

税理士でも会計業務の合理化を教えてくれないこともある

税理士によってはなかなか経理の改善をしてくれない人もいます。
自分の仕事が減ってしまうからです。

税理士は税金の専門家ですが、でも記帳代行というものをやっていることが多いです。
記帳代行とは会計処理の代行のことです。
専門家でありながらやっていることは代行業なんですよね。
こういう税理士だと経理の合理化などはなかなか教えてくれません。
合理化して会社が自社で会計処理をするようになったら仕事がなくなっちゃいますから。

まとめ

記帳代行だけをお願いしたいならいいと思います。
それだけでなく、税務相談や資金繰りなどの相談もしたいということであれば
会計処理は効率化してアドバイスの方に比重をかけてもらうようにしなければいけません。
税理士側から効率化しよう、ということはなかなか言いません。
逆に、どんどん効率化しましょうと言っている税理士は会計処理以外のところでのサービスに
自信があるわけです。
効率化できるかどうかは税理士にもよりますね。

【編集後記】
せっかくシューズを買ったのに走ってません。
時間がない、という言い訳はしたくないんですが。。。
早起きするしかないですね。

【イクメン日記】
長男がよく歌うようになりました。
CMの歌なんかを口ずさんでたりします。
思わずわらっちゃいますね。