小説「十角館の殺人」は王道ミステリ。犯人・トリックを考えるのが面白い

小説「十角館の殺人」を読みました。
読みにくいところはありますが面白かったです。

十角館の殺人〈新装改訂版〉

※ネタバレあります。

Amazonで見かけて読んでみた十角館の殺人〈新装改訂版〉同じ「館」シリーズとしていくつか作品があるようです。
Amazonで調べてみると7つありました。

結論から言うと、十角館の殺人が面白かったので次の作品も読んでみたいなと感じました。

十角館の殺人は1987年刊行なのでかなり昔の話です。
2007年に新装改訂版が出たようです。

Amazonのレビュー数がこの記事の執筆時点で388件ありますのでかなり多い方でしょう。
貴志祐介の「黒い家」でもてビュー数は310件ですから十角館の殺人を読んでいる方がいかに多いかわかります。

ミステリの王道

内容としては孤島での連続殺人事件です。
孤島を訪れた7人の学生が次々と殺害されます。
犯人は7人の誰かなのか、それとも外部の人間なのか。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!
1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)

建物が十角形とおかしな形。
孤島。
さらにその建物を建てた建築家の中村青司が半年前に妻などを殺害して自身も死亡した事件があった。
行きたくないと思うのが普通でしょうが、ミステリ研なので・・・。

ミステリ研だからみたいですが、それぞれの登場人物の呼び名があだ名なのがわかりにくい。
外国の小説を読みにくいと感じるのですが、登場人物の名前が覚えにくいことがあります。
それと同じです。

日本人なのですがエラリイとかなのでなんとなく読みにくさがあります。
完全な叙述トリックではないのですがあえて読みにくくしている部分もあるのでしょう。

衝撃の一行

殺人犯人が誰かを考えていく過程で半年前で死んだはずの建築家の中村青司が実は生きていて犯行をしているのではないかと思わせるところがあります。

「娘は殺されたんだ」と死んだはずの中村青司から手紙が届く。
そして孤島で連続殺人が起こる。
その娘が本当は誰の子だったのか、など色々な要素が絡んできます。

「衝撃の一行」が作中にあります。

「えっ、そうだったの?」と。
一気に犯人がわかります。
さらっと書かれているので「えっ」となります。

ミステリが読みたい方、犯人は誰か、トリックは何かを楽しみながら読めますのでおすすめです。

→ 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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【編集後記】
昨日はお客さまとの予定はなし。
申告書作成と執筆をひたすら。
一日作業してると疲労感がすごいですね。

【イクメン日記】
次男はピエロが大嫌いなようで。
ちょっとテレビで映っただけで怖いと。。
長男はまだ平気です。

【一日一新】
柏の葉ららぽーと 大戸屋