ホラー小説「8番目のマリア」がゲームみたいで設定はいいけどもうちょっと駆け引きがあるとよかった

ホラー小説の「8番目のマリア」を読みました。
ゲームのようで楽しかったです。
が、ちょっとイマイチな部分も。

8番目のマリア

※ネタバレあります。

 

ホラー小説の「8番目のマリア」を読みました。
ゲーム感覚であっという間に読了しました。
一気読みしたので面白かったです。
が、イマイチなところもありました。

目覚めると7角形の部屋にいた中学時代の同級生7人に、仮面をかぶった人物が告げる。「皆様方のチャクラには悪しきカルマが蓄積しています。7人に共通する罪を告白して浄化するとともに、罪の主犯を多数決で決めてください」7色の椅子に拘束され、迎えた1回目の投票、最多得票の元同級生は首を吊られて殺された―。戦慄の心理戦の先に浮かび上がる真相とは!?驚愕のラストまで、一気読み必至のシチュエーションホラー!!

なんとなく「クリムゾンの迷宮」に似ています。
クリムゾンの迷宮のように完全なゲームではありませんが、、ゲームのような感覚で進むので似ていますね。

「罪を告白し懺悔せよ」。幼なじみ六人とともに七角形の部屋に閉じ込められた神崎青史が参加させられる、命をかけた多数決。ゲームを仕組んだのは誰なのか、戦慄の心理戦の先に潜む衝撃の真実とは! ?

目覚めると捕らえられていて強制的にゲーム参加させられます。
一人ずつ処刑されて徐々に人数が減っていく恐怖。
誰が何のためにやっているのかの謎。
生き残れば7,000万円山分け。

よくあるデスゲームですね。

化け物やお化けがでてくるような内容ではありません。

設定はいいのですが

デスゲームみたいで設定はいいのですが、イマイチなところもあります。
7人捕らえられていて、その7人に共通する罪を告白しろと。
その罪の首謀者と思われる人物に投票して一番獲得票が多い人が処刑される。

設定はいいと思うのですが、告白される罪がイマイチ。。
処刑される人も読めてしまう。。。
登場人物それぞれの名前に色がついているのですが、その名前も明らかに作った名前だとわかってしまうもの。。

誰を処刑するのか仲間内での駆け引きもあまりなく。。。
誰が誰に投票するのか、誰もボタンを押さないように呼びかけたのに押されてしまって、、はあるのですがもうちょっと駆け引きがあったほうが楽しいです。

最後のオチも途中で読めてしまうのが残念でした。
化け物などが出てくるものではないのでもうちょっと頭脳戦や駆け引きがあるとよかったかなと。
黒幕はちょっとびっくりでした。

テレビドラマだったら楽しいかもしれませんね。

チャクラ・カルマなどがでてきて理解できない部分もありましたが、グロいシーンはないのでホラーが苦手な人でも問題なく読むことができます。

興味ある方は是非。

→ 8番目のマリア

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