『年収1,000万円「稼げる子」の育て方』を読んで子育てを考える。親のアドバンテージを活かす

親なら子供に稼げるようになってほしいと思いますよね。
年収1,000万円「稼げる子」の育て方を読んでみました。

教育について色々と考えさせられました。

子供の教育に関心のない親はいない

私も2児の父ですが子供にはある程度稼げるようになってほしいなと思います。
もちろん子供の人生なので親がどこまで踏み込みかは慎重に考えなければいけませんが、子供が稼ぐための力をつけるためにできることはしたいです。

私に限らず親なら誰しもが子供の教育には関心があるでしょう。

「稼げるようになるため」でなくても、人間性・学歴・教養などより高いレベルを望んでいる親が多いはずです。
ハッキリと言葉に出さなくてもなるべく高学歴にさせたいと考えている人もいるでしょう。
私もそのように考えています。

学歴はあったほうがいい

私も子供にはなるべく学歴はつけさせたいなと考えています。
私自身はどうかというと、、、、大学まで行きましたが誰も知らないようなところでとても高学歴とはいえません。

今でこそ税理士として独立して学歴はまったく関係ない状況で仕事していますが、就職活動などで苦労したことはよく覚えています。

いまは学歴なんて関係ないと言われていますが、あった方が自由度が高いことは間違いないでしょう。
もし東大に入ることができればもっと選択肢が多かったはずです。

子供には稼げるようになってほしい

来年から長男が小学生になります。
小学受験なんてまったく考えたこともないですが、何も考えずこのまま近くの小学校に入れていいのかなと不安になることもあります。

小学受験はまったく考えてないですが中学受験はさせてみてもいい経験になるのかな、なんて漠然と思っているので受験のために有利な小学校とかがいいのかも・・・と。
(お金がどれくらいかかるかとか、本人がやる気あるのかなどの問題もありますが)

関連中学受験はした方がいい?受験するかしないかは子供次第

こんな感じで何となく子供の教育に不安を感じているときに本屋で見つけたのがこちらの本。
『年収1,000万円「稼げる子」の育て方』です。

タイトル見て即買いでした。
年収1,000万円がいいのかはわかりませんが、1,000万円稼ぐのは簡単ではないですよね。
それだけ稼ぐためには運もあるでしょうが本人の力がないと無理です。

学歴より資格と専門性

年収1,000万円「稼げる子」の育て方の表紙には、【学歴より資格と専門性】とあります。
学歴より資格と専門性これは完全に同意です。
私も学歴はありませんが税理士の資格があることで食べていくことができています。
ただ、上述したように学歴はないよりあった方がいいです。

帯には「好きな仕事で食える人間」に育てたい、とも。
好きな仕事で食える人間に育てたい好きを仕事に、とはよく聞きますが本当に実現できたら素晴らしいことです。

いくつか気になったところを書いてみます。

資格を取らせたい

本でも触れられていますが、学歴よりも資格を取らせたいなぁと。
学歴が関係ないとはいえ高学歴の方が有利なのは間違いないでしょう。
その高学歴よりも有利だと思えるのが資格です。

資格もただの資格ではなく難関資格と言われるものです。

「何をやってもいい、どこの大学に行ってもいいから資格を取りなさい」と、耳にタコができるくらいしつこく繰り返してきました。
それは、公認会計士という職業柄、学歴より資格のほうが実社会で「価値がある」と実感があったからです。

年収1,000万円「稼げる子」の著者は難関資格である公認会計士を持っています。
その経験上、上記のような記述があります。

私は学歴がないですが「学歴より資格のほうが実社会で価値がある」のは同感です。
高学歴で何もできないより低学歴でも何かに突出した資格を持っていたほうが食べていけるでしょう。

税理士になれとは言いませんが、子供には何かしら資格を取ってもらいたいなと考えています。

親のアドバンテージを活かす

芸能人で2世と言われる人たちがいます。
「親の力だろ」なんて言われることもありますが私はありだなと。

2世たちが親と同じ職業を選ぶのは、「七光り」や「血」というあいまいなものではなく、親の専門性や、その仕事のやりがい、メリットなどを身近で見聞きする機会に恵まれていたからではないかと私は思います。

まさにその通りだなと感じます。
税理士証憑の画像

子供がサッカー選手になりたいといっても何もアドバイスできませんが、税理士になりたいといわれたら超具体的にアドバイスできます。
仕事のやりがい、気を付けること、どうやって資格を取るか、何を学ぶべきかなどなど何でも話ができます。

子どもが職業を選ぶとき、親の職業との相関性は無視できません。

まったくその通り!

親が経験してきたことを子供の人生に活かせれば有利になるでしょう。

アドバンテージをあげられるようにもっと頑張らなければいけませんが。。

教育費に含めるものは?

教育費というと学校や塾の費用が真っ先に思い浮かびます。
著者はその他に、

わが家では、子ども4人を連れて行く家族旅行の費用を「教育費」として考え、家計が苦しいときも最優先の出費としていました。

とあります。

色々なことを経験させるという意味で教育費と考えるのもありだなぁと感じました。
旅行は温泉やディズニーくらいしか行ってなかったので、今後は「教育」と考えて色々行ってみようかと。

お金の使い方

お金についての教育も必要だよなぁと考えています。
どうやって稼ぐのか、借金はどういうものなのか、どう使うのか、は自分自分も勉強中です。
子供には小さいうちからお金について学ばせたいですね。

子どもを「1,000万円稼げる子」にしたいなら、次のふたつは親が絶対に口にしてはいけないNGワードです。
×「うちはお金がない」
×「今日はたくさんお金をつかいすぎた」

「お金がない」はよく言ってますね・・・。
大人のお金がないは「それに使えるお金がない」の意味ですが子供にとってはそれがわかりませんよね。本当にお金がないのかと思われてしまいます。
領収書の束

自分の好きなことにはお金をかけるといったように、何にお金を使うのか・どんなことに使うのかは教えていきたいですね。

「お金がない」「お金を使いすぎた」というふたつの言葉が、つい口をついて出てしまうようなら、親自身が自分のお金の使い方を振り返ってみる必要があります。

これは本当に耳が痛い・・。

子供と仕事の話をする

子供と仕事の話をすることはほとんどありません。

まだ6歳と3歳なので話ても理解できないということもありますが・・。
子供たちには「計算する仕事」と伝えていますので長男はずっと足し算や引き算をやっているのかと思っているかもしれません。。

子どもは親が家にいる姿しか見ていないのですから、言葉で伝えていかないことには、職業や役職、肩書などから推し量るしかなくなります。

まさにそうですよね。
家で「疲れた」「嫌だな~」とか言ってると仕事は嫌なものなんだと思われかねません。

親が楽しく仕事していれば子供も仕事は楽しいものだと思ってもらえるでしょう。

関連子供には楽しく働いている姿を見せよう。子供は親をよく見ている

最近は無意識に「疲れた」と言ってしまうことがあるので気を付けます。。

「勉強しなさい」と100回言うよりも、「仕事が楽しくてたまらない」と伝えるほうが、どれだけ効果があることか。

まとめ

いくら年収を稼げるかとお金だけを考えてしまうと違う方向に行ってしまうかもしれませんが、ある程度は稼ぐ力をつけさせることも考えていきたいなと感じました。

親がどこまで干渉するのかは難しいところです。
子供から自然と「税理士になりたい」と言ってくれたら嬉しいですね。
継がせることができるものは何もないのですが・・・。

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【編集後記】
昨日は税務調査の立ち会い。
大きな問題がなさそうでよかったです。
夕方に別の税務調査の相談。

【イクメン日記】
長男はばあばの家に連泊。
やはりいないと寂しいんですけどね。
帰ってくると騒がしい。。

【一日一新】
光が丘駅
成増駅のスタバ

【一日一捨】
古いビジネスバッグ、ワイシャツ

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