小説「さえづちの眼」を読みました。
もうちょっと・・・といったところでした。
比嘉姉妹
好きなホラー小説のシリーズの一つに「比嘉姉妹」があります。
最初に読んだのは「ぼぎわんが、来る」です。
そこから「比嘉姉妹」のシリーズはすべて読んでいます。
直近だと「ばくうどの悪夢」ですね。
ばくうどは続編がありそうで期待です。
ものすごく強い霊能者が悪霊をただ倒すだけではつまらないのですが、、、。
さえづちの眼
今回読んだのは「さえづちの眼」です。
3つの中編です。
- 母と
- あの日の光は今も
- さえづちの眼
個人的には「母と」が一番よかったかなと。
◆母と
真琴のもとに助けを求めにやってきた杏という少女。
彼女が暮らす民間の更生施設・鎌田ハウスに「ナニカ」が入り込み、乗っ取られ、結果的に住人たちがおかしくなってしまったらしい。
杏を救うために真琴と野崎は、埼玉県にある鎌田ハウスへと向かう。
あの日の光は今も、に出てくる「ゆかり」が実はずうのめ人形の人だと気づいたのは読んだ後。
読んでいる最中はまったく気づきませんでした。
ずうのめ人形を読んでからこちらを読んだ方がいいかも。
比嘉琴子が出てくるのは最後のさえづちの眼。
郊外にある名家・架守家で起こった一人娘の失踪事件。
「神隠し」から数十年後、架守の家では不幸な出来事が続いていた。
何かの呪いではないかと疑った当主は、霊能者の比嘉琴子に助けを求めるが――。
さすがの比嘉琴子といった内容でした。
が、気になったところが2つ。
- 比嘉琴子が出てきた理由
- 子を殺されたというシーンがどこ?
比嘉琴子が出てくるのはいいのですが、唐突にでてきた感じで「なぜ?」と思ってしまいました。
前振りが長い印象でしたがそれはいいです。
でも、そこからどうして比嘉琴子に?無理やり登場させた感が。
あとは、子を殺されたといったシーンがあります。
一読しただけではどこで?と不思議に。
読み返してみるとおそらくここだろうなとわかりました。
一読して最初の流れで内容がわかっていればより楽しめたのかなと感じました。
3つの中編のそれぞれ楽しめたのですが、全体を通してちょっと思っていたのと違うかなと感じてしまいました。
比嘉姉妹の登場シーンをもう少し増やしてほしかったかなと。
次回作にも期待したいです。
→ さえづちの眼
【編集後記】
昨日は税務調査の相談。
その後はカフェでブログと執筆を。
今までホットコーヒーばかりでしたが最近はアイスも。
夜は子供たちとマリオカート
【イクメン日記】
ニンテンドースイッチのMiiを作るのに大騒ぎ。
面白顔ばかり作っていましたけど最終的にはそこそこ似ているものができたかなと。
【一日一新】
子供たちのMii