「宿で死ぬ ―旅泊ホラー傑作選」読了。色々な作家の色々なホラー

宿で死ぬ ―旅泊ホラー傑作選を読みました。
色々な「宿で死ぬ」があり楽しめます。

宿で死ぬ ―旅泊ホラー傑作選

「宿で死ぬ ―旅泊ホラー傑作選」を読みました。
kindleが無いので紙の本で購入。
書店で見かけて即購入しました。

ホラー小説では宿は欠かせませんね。

宿にまつわる怖い話は本当によく聞きます。
自宅など家に関するものも多いのですけど宿も多い。
普段とは違った環境、昔に何かがありいわくつきだったりします。

男だけなのに女性のような長い髪の毛が落ちていたり。
見えない柱の裏にお札があったり。
写真に変なモノが映っていたり。

怪談でも宿に関するものは多いですね。
宿で死ぬ ―旅泊ホラー傑作選

そんな宿に関する怖い話を集めたのが「宿で死ぬ ―旅泊ホラー傑作選」です。

瀟洒なホテル、老舗の旅館、秘湯の湯煙……古今東西さまざまな怪奇譚の舞台となってきた「宿」をテーマに、大人気作家たちの傑作短編を一挙に集結!

11作品があります。

屍の宿

色々な作家の色々な話が読めるのは嬉しいですね。

  • 遠藤周作 三つの幽霊
  • 福澤徹三 屍の宿
  • 坂東眞砂子 残り火
  • 小池壮彦 封印された旧館
  • 山白朝子 湯煙事変
  • 恩田陸 深夜の食欲
  • 綾辻行人 カンヅメ奇談
  • 北野勇作 螺旋階段
  • 半村良 ホテル暮らし
  • 都築道夫 狐火の湯
  • 小川洋子 トマトと満月

どれも印象に残るような話ばかり。
それでも特に気になったのは福澤徹三 屍の宿です。

宿に泊まりにきた男女が幽霊に会う話、、、かと思いきや自分たちが、といった内容。
宿の対応が酷い、汚い部屋、酷い料理とひたすら宿の悪い話が続き、いかにも幽霊が出ます的な感じなのですが・・・実は自分たちが。

宿という共通のテーマはあるのですけど作家が違うのでそれぞれテイストが違います。
通常の短編集だと似たような感じだなと感じることもありますけど作家が違うので色々なホラーが楽しめます。

ホラー好きな方はぜひ。

→ 宿で死ぬ ―旅泊ホラー傑作選

 

【編集後記】
昨日は確定申告の相談。
毎年ご相談いただいている方です。
お昼は珍しく揚げ物が食べたくなってミックスフライ定食。
戻ってきてから確定申告。
夕方から子供たちの算盤に。

【イクメン日記】
二人とも算盤を始めてしばらく経ちますが嫌がらずに続けています。
もう少し早く始めればよかったかなと。

【一日一新】
ミックスフライ定食