小説「嗤う淑女」シリーズを読みました。
3冊一気読みです。
嗤う淑女シリーズ
小説「嗤う淑女」シリーズを読みました。
この記事執筆時点で3冊でています。
- 嗤う淑女
- ふたたび嗤う淑女
- 嗤う淑女二人
です。
最初に読んだのは「ふたたび嗤う淑女」です。
図書館で見つけて読んでみたら面白かったので他の二冊をすぐ購入して一気に読みました。
どれもよかったのですけど私は「ふたたび嗤う淑女」が一番よかったかなと。
清々しい悪女
本の帯にもあるように「悪女」の話です。
最恐、とありますけど本当に清々しい悪女。
言葉巧みに他人を操り自分の手は汚さない。
中学時代、いじめと病に絶望した野々宮恭子は従姉妹の蒲生美智留に命を救われる。美貌と明晰な頭脳を持つ彼女へ強烈な憧れを抱いてしまう恭子だが、それが地獄の始まりだった―。
過酷な少女時代だったとは思いますけど・・・それにしてもすごい悪女。
ふたたび嗤う淑女
一番好きなのは最初に読んだ「ふたたび嗤う淑女」です。
巧みな話術で唆し、餌食となった者の人生を狂わせる――
稀代の悪女・蒲生美智留が世間を震撼させた凶悪事件から三年。
「野々宮恭子」と名乗る美貌の投資アドバイザーが現れた。
国会議員・柳井耕一郎の資金団体で事務局長を務める藤沢優美は、
恭子の指南を受け、不正運用に手を染めるが……
金と欲望にまみれた人々を弄ぶ恭子の目的とは! ?
どんでん返しの帝王が放つ、戦慄のミステリー!
巧みにターゲットを追い込んでいく様は本当に恐ろしい。
「人が怖い」にもいろいろあるんだなと感じました。
ホラー小説でよくある「結局は人が怖い」の狂気とは違うんですよね。
目的がわからない
目的のわからなさが怖さを増幅しているのでしょうね。
お金、復讐でもない。
最後には目的がわかりますけど途中まで「なんのためにやっているんだろう」と色々な想像をさせられます。
特に「嗤う淑女二人」ではそうです。
まったく関係ないと思われる人たちが連続テロの被害にあっていく。
なんのためにやっているのか、がわからない怖さ。
「嗤う淑女二人」は最後がちょっと面白味にかけるかなと感じました。
私は「嗤う淑女」と「護られなかった者たちへ」で中山七里が好きになりました。
未読の方はぜひ。
→ 嗤う淑女
【編集後記】
ネットで見かけて気になっていたポテトチップスのULTRA GARLICを食べてみました。
匂いが結構きつかったですけど美味しかったです。
でも一度食べたら満足でもういいかなと。
長男はよく食べていましたけど次男は匂いが気になってダメでした。
【イクメン日記】
長男は最近「幽霊」の本を読んでいます。
怖い系ではなく物語でいい話。
次男も一緒に読み始めました。
【一日一新】
ULTRA GARLIC