小説「ずっとお城で暮らしてる」読了。人間が怖いホラー

小説「ずっとお城で暮らしてる」を読みました。
以前から気になっていた小説です。

人間が怖いホラー。

ずっとお城で暮らしてる

以前から気になっていた「ずっとお城で暮らしてる」を読みました。
どこかの書店で「お屋敷ホラー」の特集がありそこで見かけてからずっと気になっていたのです。

見かけたのはだいぶ前だったので忘れてしまうこともあったのですが、思い出したときに書店で探してみてもなかなか在庫がなく。発売日がだいぶ前だからかもしれません。

特に意識することなくある書店で本を見ていたら見つけたので即購入しました。
ずっとお城で暮らしてる

ちょっと古い感じで読みにくさはありました。

人間が怖い

ジャンルはホラーになるのでしょう。
でも、お化けやバケモノは出てきません。

人間が怖い系です。

あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。姉のコンスタンスといっしょに、他の家族が皆殺しにされたこの屋敷で、ずっと暮らしている……。惨劇の起きた資産家一族の生き残り。村人から忌み嫌われ、外界との交流も最低限に止める彼女たちは、独自のルールを定めて静かな生活を送っていた。しかし従兄チャールズの来訪をきっかけに、美しく病んだ箱庭世界は大きな変化をむかえる。

人間が怖い系のホラーといえば思い出すのは黒い家。
ずっとお城で暮らしているはまたちょっと違った怖さがあります。

惨劇があったお屋敷で暮らしている家族を村人が露骨に避ける・嫌がる。

村人がひどい話かと思いきやそれだけではないんですよね。

閉じられた城に棲む暗き魂の少女たち
少女恐怖小説の名編、美しき狂気譚

主人公のメアリの姉が外に出れないなり、姉が問題なのかなと序盤は思わせるような展開。
徐々にメアリの異常性もわかり、姉は普通なのか?と。
でも、読んでいて気持ち悪さが抜けません。

気持ち悪さの原因は姉。
決して怒らない。やさしいのですけど、やさしすぎるという感じで不気味。

でもやっぱり村人もひどいし怖い。
屋敷が家事になった際にどさくさに紛れて酷いことをしておきながら、後になって恵んでくれたり。
悪意がすごいなと感じます。

メアリの話がわかりにくく読みにくいと感じましたけど終わってみれば楽しめました。

ハッキリとした怖さを感じるわけではないのですがジワジワくる怖さ。
未読の方はぜひ。

→ ずっとお城で暮らしている

 

【編集後記】
無料サンプルが送られてきました。
勝手に。
捨ててしまうのは怖い感じもするのでそのままにしていますが。
ハッキリと「無料」と書かれていますけど勝手に送られてくるのはよくは思えません。

【イクメン日記】
長男は社会が好きなようです。
なぜかはわかりませんが。
次男はまだ特に好きな科目はないようです。

【一日一新】
LEDリングライト

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