小説「薮無しの森で会いましょう」が面白い。怖いというより切ない

小説の「薮無しの森で会いましょう」を読みました。
ホラーというより面白かったです。

二度と出られない

※ネタバレあります。

 

小説の「薮無しの森で会いましょう」を読みました。
ジャンルはホラーとなっていたのですが、怖いというよりも普通に楽しめる小説です。

読んだキッカケは帯に書いている「二度と出られない」にひかれたから。
薮無しの森で会いましょう「その森に入ったら二度と出られない」

出られない、、というのはホラーでよく聞くものです。
パッと思い浮かぶのが映画のCUBE。
CUBEは非常に面白かった印象がありますので、同じ「出られない」小説も楽しめるかなと。

高校生の沓間瞬は、同級生の篠原優子が「藪無しの森」について話しているのを教室で耳にする。
「藪無しの森」とは、「入ったら二度と出られない」といわれている不気味な森のこと。
興味を持った沓間は、親友の伸治、ギャルの野崎、そして篠原とともに、森の探検をすることにした。
まさかそこで、思いもよらない人物に会うとも知らずに……。

高校生が興味本位で入ったら二度と出られないと噂がある「薮無しの森」に入っていくと。
ありがちな展開でしたがそれなりに楽しめました。

違う世界の自分

二度と出られない、とありますがこういったものには何かしらの裏技的なものがありがちです。

「薮無しの森で会いましょう」にも出られる方法があると。
抜け出すには死しかない、と思ったところで別の方法があることがわかります。

全く出られないというのも楽しいでしょうが、「実は出ることができる」裏技的なものがあったほうが楽しめます。
その出ることができる方法が話を面白くしてくれています。

薮無しの森の中には違う世界の自分がいるのも不思議。
子供の自分、老人の自分など違う世界の自分もいる。
この世界ではいい人なのに別の世界では悪人だったり。。
パラレルワールドというやつですね。

不信感を抱き仲間の信頼が揺らぎ、、、なんだかんだとありながら裏切りが発覚して、、、、。

切ない話だった

無事に森から出ることができ、裏切り者を助かることもなく。
これで終わり、、かと思ったら最後まで読むと切ない話だったことがわかります。

最後の章がなければ裏切り者が嫌なやつで終わるところだったのですが、、、可哀想というか切ない。

 

ボリューム的には少ないのでサッと読めるくらいです。
が、内容的には十分かなと。

結局この森がなんなのかはわからないまま。

未読の方はぜひ。

→ 藪無しの森で会いましょう: その森に入ったら二度と出られない

 

【編集後記】
昨日は税務調査の相談が3件。
複数の予定は久しぶりだったので疲れました。
少し早めの電車に乗ったら意外と空いていました。
コロナ影響あるのでしょうかね。

【イクメン日記】
次男が手がつけられないくらい言うことを聞かなくなってきました。。。
段々とやんちゃというか暴れるようになって。
長男は一緒に遊んでいても自制心がありある程度でやめるのですが次男は注意してもダメで。
先が思いやられます。

【一日一新】
豊洲 エクセルシオール