小説の「聖域」を読みました。
先が気にな一気読みしましたが内容が理解できませんでした。
主人公にもイラっと。。
小説「聖域」
※ネタバレあります。
小説の聖域を読みました。
いつもホラー小説ばかり読んでいますが「聖域」はホラーではありません。
ミステリーとも違うような、、、どんなジャンルなのかよくわかりませんがサスペンスなのかなと。
内容は、
異動先の編集部で、偶然目にした未発表の原稿『聖域』。なぜ途中で終わっているのか。なぜこんなに力のある作家が世に出ていないのか。過去を辿っていくと、この原稿に関わったものは、みな破滅の道へと進んでいる。口々に警告されるが、でも続きを読みたい、結末を知りたい。憑かれたように実藤は、失踪した作家、水名川泉を追い求め東北の地へ。そこで彼が触れたものは。長編サスペンスの傑作。
主人公は出版社の編集者です。
退職して出社しなくなった社員の机に残されていた「聖域」の原稿を読んでから「聖域」にとりつかれたようになります。
「聖域」は途中で終わっていたので先が気になってしかたない。
作家の水名川泉に連絡とろうにも行方不明、、といった状況。
行方不明の作家である水名川泉を探し小説「聖域」の続きを書いてもらおうという話です。
死・宗教
小説「聖域」の原稿にかかわった人が次々に破滅に向かっている。
作家の水名川泉を知っている人に話を聞くとみんなが「かかわるな」と警告してくる。
これだけでもなにがあるんだろうとワクワクしてきますね。
行方不明となっているのでどこにいるのか、何をしているのかも気になります。
気になってどんどん先を読み進めていくと水名川泉の行方がだんだんとわかってきます。
同時に死や宗教にかかわる話も増えてきます。
死生観や宗教についてはまったくわかりませんでした。
普段からまったく接することのない分野なので書かれている内容が理解できない・・・。
最後まで読みましたが、結末もよくわかりませんでした。
死・宗教に関する記述についてある程度理解ができないと最後の結末も理解できないのかもしれません。
行方不明の作家である水名川泉が宗教の教祖のようになり、途中で抜け出してイタコをしている。
このあたりは理解できます。
人々を救おうという思いから活動していたら怪しげな人物にかかわり宗教団体になり、、そのうち自分の思いとはかけ離れた組織になり離れていく。
このあたりは理解できますが、水名川泉の能力がわからない。。
イタコとして本当に死者を呼べるのか、本人の記憶を呼び出すことができるだけなのか。
この能力によって「かかわったものが破滅に向かう」ようです。
亡くなった自分の子供の姿、戦時中のおぞましい死体などを見る。
このあたりの話は最後まで理解できませんでした。
主人公にイラっと
珍しく主人公にイラっとしました。
主人公は編集者であるので小説を書かせる仕事なのはわかります。
が、それがあまりにも強引すぎるなと。
行方不明であった水名川泉を見つけた行動力はすさまじいです。
が、そのあとがよくなかった。
「聖域」の続きを書かせようとするのがあまりにも強引すぎる。
正直、読んでいて不快に感じるほどでした。
脅迫のような形で書かせる様はホントに嫌な気分になりました。
最後の展開が理解できない・主人公を好きになれなかったのですが展開が気になって一気に読んでしまいました。
未読の方は是非。
→ 聖域
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【イクメン日記】
うんこちえドリルがなかなか難しいみたいで苦戦しています。
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【一日一新】
うんこちえドリル