クライアントの税務調査の連絡がきました。
税務調査の連絡があっても慌てる必要はない
税務調査というと強制捜査のようなものをイメージしている人もいるようです。
査察とは違って税務調査は任意となっています。(実際は断れないですが)
強制的に捜査されたり逮捕されるようなことはありません。
顧問税理士がいればまず税理士に連絡がきます。
私たち税理士はしょっちゅう税務署の職員と関わっていますので
連絡があっても何とも思いませんが、会社に直接連絡がくると慌ててしまうかもしれません。
もし、税務署から直接連絡があっても恐れる必要はありません。
日程がどうだとか調査期間がどうとか言ってきますが、「税理士と相談します」と言えば大丈夫です。
いきなり調査にくることは少ない
税務調査はいきなり当日に来ることはまずありません。
通常は、調査に行きたいので日程の調整をお願いします、という連絡がきます。
現金商売などで現金の流れを確認するためにいきなりくることもあるそうですが、
私は10年以上税理士業界にいますが、いきなり来たことはありません。
必ず事前に連絡があります。
税務調査の連絡があったら確認すること
税務調査の連絡があったら慌てずに次のことを確認します。
・調査の日はいつか
・何人でくるのか
・調査の対象期間
・用意するもの
・調査に来る人の名前
顧問税理士がいれば税理士が確認しているはずです。
調査の日は都合が悪ければ変更することができます。
私も実際に何度も変更してもらっています。
今まで税務署が指定してきた日程で調査をしたことがありません。。。。
社長の都合や私の都合が合わないからです。
社長は何より仕事優先で問題ありません。
予定があるときははっきりと変更をお願いしましょう。
何人で来るのか、も確認しておきましょう。
私はいつも「会議室をおさえる必要があるので人数を教えてください」と言って聞いています。
一概には言えませんが、税務署が何人でくるかによりどれくらい調査に力を入れているのかがわかります。
1人か2人のことが多いです。 3人だと何か裏を取ってきてるのか?調べたいことがあるのか?と思います。
調査に来る人の名前も確認します。
税務署の職員は名簿で確認できます。
「税務職員名簿」というものがあり、税務署の職員はこの名簿に記載されているのです。
税理士なら持っているでしょうから顧問税理士に確認してもらいましょう。
今どきニセモノはいないでしょうが、念のために確認するようにしています。
以前、私の実家に税務署から税務調査にいきます、と連絡がありました。
当日は私も待機していたのですが結局きませんでした。
そもそも両親は事業をやってないし、確定申告をする必要もないのです。
なぜ、そんな連絡がきたのか今となってはわかりません。
来たらいろいろ追いつめてみようかと思っていたのですが。。。。。
名簿を確認するのはニセモノの確認のためだけではありません。
調査にくる人がどれくらいの地位なのかを確認します。
統括官なのか上席なのか平の職員なのかを見ます。
部長なのか課長なのか平社員なのかといった感じです。
部長が来たら力が入っているな、平社員ならそうでもないな、と思えます。
もちろん平社員でも「できる」人もいます。
普段からきっちりと経理をしておけば税務調査対策になる
税務調査がくるからといって恐れることはありません。
会社宛に連絡がきたらまずは税理士に相談してみましょう。
そもそも、普段からきっちりと経理をしておけば何も問題はありません。
やましいことがあるからバレたらどうしよう、と思うわけです。
普段からしっかりと経理をやっておくことが税務調査対策となります。
【編集後記】
新しいスマホを買おうと物色しているのを妻にバレてしまいました。
そんなの買うならオーブンレンジを買い替えてくれと。。。
【イクメン日記】
ようやく長男の風邪がなおりました。
子どもが風邪を引くと長引くので困りますね。
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