貴志祐介の「梅雨物語」を読みました。
やはり安定感があります。
ホラー小説といえば
ホラー小説の作家さんと言えばすぐ出てくる人が何人かいます。
そのうちの一人が貴志祐介です。
黒い家、天使の囀り、クリムゾンの迷宮などは有名ですよね。
天使の囀りは私もお気に入りです。
少し前には秋雨物語も読みました。
やはり安定感がありますね。
読んでいてなんというか安心できるというか。
ホラーで安心できるというのもおかしいのですが。。。
梅雨物語
今回読んだのは「梅雨物語」です。
この記事を書いているのは10月なので時期外れですが、、、実は買ってからしばらく積読になってしまっていました。
- 皐月闇
- ぼくとう奇譚
- くさびら
の3話です。
想像を絶する恐怖と緻密な謎解きが読者を圧倒する三編を収録した、貴志祐介真骨頂の中編集
中編ですが読み応えがあります。
長編が好きなのですけどこれくらいのボリュームの作品もいいですね。
一番印象に残ったのは「くさびら」です。
朝、起床した杉平進也が目にしたのは、広い庭を埋め尽くす色とりどりの見知らぬキノコだった。輪を描き群生するキノコは、刈り取っても次の日には再生し、杉平家を埋め尽くしていく。キノコの生え方にある規則性を見いだした杉平は、この事態に何者かの意図を感じ取るのだが……。
キノコがちょっと意外でしたけど、そういうことか、とわかったときには変な納得してしまいました。
最終的にはそういうことか、と納得しましたけど途中までは全く違う予想をしてしまっていました。
「皐月闇」は途中でちょっと展開が読めてしまったかなぁと。
認知症ですぐ忘れてしまう・・・というころは何度も同じことを繰り返す、自分がやったことを忘れる、といったところが予想できますよね。
自分が行った過去の過ちも忘れて。。
「ぼくとう奇譚」は他の2話に比べるとそれほど。。と感じてしまいました。
ホラーでは夢はよく出てきますね。
夢が現実になったり、夢の中で予知されたり。
エルム街の悪夢なんかも思い出されますし。
他の2話よりダメということではなく単純に好き嫌いの話だと思います。
貴志祐介は好きな作家さんなのでこれからもチェックしていきたいです。
今のところ天使の囀りが一番かなぁと。
→ 梅雨物語
【編集後記】
昨日は日曜日なのでオフ。
朝は子供たちとテニス。
その後は実家に。
テニスでかなり疲弊・・・。
【イクメン日記】
実家だと思いっきり遊べるのではしゃいでいました。
よほどでないと怒られませんから。。
親は喜んでいるのでいいかなと。
【一日一新】
アンドロイドスマホでテレビにキャスト