小説「スイッチ」読了。ちょっとした何気ない一言も言えなくなりそう

小説「スイッチ」を読みました。
これからは発言に気を付けようと思います。

小説「スイッチ」

※ ネタバレあります。

 

小説「スイッチ」を読みました。
角川ホラー文庫です。

ホラー文庫なのでホラーです。

でも正直そこまで怖さは感じませんでした。
別の意味での怖さはありましたが・・・。

怨念の遺書をしたため自殺をはかった八木沢奈美絵は、予定外の火災に巻き込まれ黒焦げの死体となって発見された。遺書も燃え尽き、彼女の糾弾は失敗したかにみえたが、浮かばれぬ死霊となった奈美絵は、憎き女、杉浦茉莉に再び復讐しようと、睡眠中に彼女の体を乗っ取ってしまう

怨念の遺書をしたため、といった時点で恐ろしいですよね。
復讐しようという執念もすごい。

でも本当に怖いのはそこではないのかなぁと。

自分でも知らないうちに

「スイッチ」では自殺に関する考察がでてきます。
自殺は完全犯罪だというのですね。

自殺するには何かしら理由がある。
誰かがその原因が作っているはずであり、その誰かは自分が原因を作ったとは思っていないと。
誰かを死に追いやったことなど忘れている。(気づいていないことも)

そこが一番怖いなと。

何気ない一言をひきずってそれが原因で自殺してしまう。

そこまで深刻にならないにしても、もしかすると自分も誰かを知らず知らず追い込んでしまっているかもしれない。

「スイッチ」はそんな気持ちにさせられる小説です。

正直、内容としてはどうかなぁと思うところもあります。
最後もドタバタと終わってしまった感がありますし。
共感できる登場人物がいなくてずっと不快感もありました。

表紙は怖いですが内容はそこまで、といった感じ。

でも、先ほど書いたように知らず知らずのうちに誰かを追い詰めているかもしれない、といった怖さを感じます。

ホラー小説ではありますけどそこまで怖さなないので苦手な方でも読めるかなと。
読後感はあまりよくありませんが未読の方はぜひ。

 

→ スイッチ (角川ホラー文庫)

 

【編集後記】
予備のスマホを買いました。
ワイモバイルで安かったので。
安いスマホがどれくらい使えるのか楽しみです。

【イクメン日記】
相変わらず3学期になってから宿題に苦しんでいます。
二人とも量が増えたと。
何とか頑張ってやっています。

【一日一新】
ワイモバイル オンラインストア