小説「居心地の悪い部屋」を読みました。
理解できないことが多く本当に居心地が悪い感じがします。
「居心地の悪い部屋」
小説「居心地の悪い部屋」を読みました。
Amazonで見かけて衝動買い。
まったく予備知識なく読み始めたのですが、理解できないこともあり混乱しました。
長編ではなく短編集です。
翻訳家の岸本佐知子が、「二度と元の世界には帰れないような気がする」短篇を精選。
二度と元の世界に帰れないような気がする、はちょっと大げさな気がしますが、それぞれの話に特徴があるのは確かです。
- ブライアン・エヴンソン「ヘベはジャリを殺す」
- ルイス・アルベルト・ウレア「チャメトラ」
- アンナ・カヴァン「あざ」
- ポール・グレノン「どう眠った」
- ブライアン・エヴンソン「父、まばたきもせず」
- リッキー・デュコーネイ「分身」
- ダニエル・オロズコ「オリエンテーション」
- ルイス・ロビンソン「潜水夫」
- ジョイス・キャロル・オーツ「やあ! やってるかい! 」
- レイ・ヴクサヴィッチ「ささやき」
- ステイシー・レヴィーン「ケーキ」
- ケン・カルファス「喜びと哀愁の野球トリビア・クイズ」
なんとなく怖い
おもいっきり怖い話はないのですが、内容がよく理解できない怖さはあります。
一番最初の「ヘベはジャリを殺す」もそう。
タイトルの通りでへべがジャリを殺そうとしているようなのですが、憎しみでも復讐でもなくなんだか当たり前のことのように行われているような感じなのです。
仲が良いような印象さえ受けます。
なのに殺そうとしているようなので・・・それが怖い。
あと気に入ったのは「ささやき」です。
自分のイビキを録画しようとしたら変な声が入っていたと。
収録されている話の中では一番ホラーっぽい内容です。
最後の1行が怖い。
「潜水夫」は映画などででてきそうな内容。
困って頼みごとをしたらプライベートなどにどんどんつけ込んできて・・。
どんどんおかしな方向に進んでいく怖さ。
最後の野球の話は面白かったです。
野球をあまり知らない人は楽しめないかもしれませんが。
ホラーではなく何となく君の悪さを感じる話ばかり。
気になる方はぜひ。
→ 居心地の悪い部屋
【編集後記】
昨日も確定申告を。
去年と同じくらいのペースです。
相変わらず運動不足なのでどうにかしたいです。
【イクメン日記】
学校でのこぎりを使ったようです。
実際に木を切ることなんてないので良い経験になったみたい。
かなり疲れていました。
【一日一新】
コメダ珈琲 ローブパン