小説「忌少女」読了。ホラーだけど嫌な感じはしない

小説「忌少女」を読みました。
カケラ女、禁じられた遊びより楽しめたかなと。

忌少女

小説「忌少女」を読みました。
ジャンルはホラーでしょうね。
タイトルからして想像できるでしょう。

同じ作者の「禁じられた遊び」「カケラ女」を読んだことがあります。両方とも楽しめた記憶があったので今回も期待していました。
今回の「忌少女」は「禁じられた遊び」の前日譚とのこと。

禁じられた遊びの画像

禁じられた遊びでは不思議な力を持っていたのはママではなく・・・。

忌少女はそのママの話です。

不思議な能力

ホラー小説にはジャンルが色々ありますよね。

化け物がでてくる話。
人間が怖い話。
気味が悪い話。

今回の忌少女は人間が怖い話系かなぁと感じます。

不思議な能力を持っているのである意味化け物ともいえるかもしれませんが、惨劇のキッカケとなったのは人間の憎悪。

禁断の能力を持つ少女が憎悪に駆られた時、惨劇が幕を開ける

「死んじゃえ。死んじゃえ。死んじゃえ。」

何も無ければ惨劇が起こることもなかったのに。

母と二人暮らしの中学3年生・美雪は、ある特殊な能力を持っていた。

彼女はふとしたことからクラスの不良少女3人組に執拗なイジメを受けるようになり、

ついには古い体育倉庫に閉じ込められてしまう。

凄まじい憎悪の感情が美雪を満たし、そして……

 

蘇ると

死者が蘇ったときに憎悪に支配されてしまう点が腑に落ちないところがあります。
酷い殺され方をしたり無念を残していた場合は恨みがあってもおかしくないのかなとも思えます。

恨みなど無い状態で亡くなった場合、蘇ると憎悪に支配されてしまうのか?

読んでいて不思議に感じました。
忌少女では無念な死に方しか出てこないので憎悪があっても不思議ではないように感じられます。

安らかな死の場合はどうなったのかは疑問に感じました。

 

母の子供に対する愛、父の行動、など家族に対する思いについても共感できるところもありました。

ホラー小説ではあるのですけど怖さやグロさはありません。
イヤ~な感じも薄くホラーとしてでなくても楽しめるかなと。

未読の方はぜひ。
禁じられた遊びもぜひ。

→ 忌少女 きしょうじょ

 

【編集後記】
マネーツリーを使ってみたら便利でした。
もっと早く使っておけばよかったです。
「もっと早く」と思うことがたくさんあります。
やはり、とりあえずやってみるが大切ですね。

【イクメン日記】
次男の担任の先生が長男の担任だった先生になりました。
兄弟で二年連続でお世話になることに。
友達とも同じクラスになれたようでよかったです。

【一日一新】
子供たちとしゃぶ葉