小説「強欲な羊」を読みました。
久しぶりにすべての話が面白い小説でした。
強欲な羊
小説「強欲な羊」を読みました。
タイトルにひかれて読んでみたのですが、同じ著者の本を以前に読んだことがあります。
「8番目のマリア」です。
8番目のマリアを呼んだのはだいぶ前ですが今でも印象に残っています。
設定が印象的で非常に面白かった記憶があります。
8番目のマリアと著者が同じだと気づいたのは「強欲な羊」が面白くて著者を調べたら同じだと気づいたのです。
怖い女の話
この本は5つの話が収録されています。
- 強欲な羊
- 背徳の羊
- 眠れぬ夜の羊
- ストックホルムの羊
- 生贄の羊
の5つです。
どれもタイトルに「羊」がついています。
他に共通しているのはすべて「女性」がメインだということ。
怖い、でもページを捲る手が止まらない!
怖い女たちを描いたミステリ連作集。
ただの女性ではなく「怖い女たち」です。
とある屋敷で暮らす美しい姉妹のもとにやってきた「わたくし」が見たのは、対照的な性格の二人の間に起きた数々の陰湿で邪悪な事件。ついには妹が姉を殺害するにいたったのだが――。はたして“羊の皮を被った狼”は姉妹どちらなのか?
どの話も最後に「えっ!そういうことだったの?」とどんでん返し的な感じ。
5つの話すべてが最後に「えっ!」と思わされました。
特にビックリしたのは「ストックホルムの羊」です。
愛する王子と暮らす穏やかな日々が崩壊する過程を、女たちの語りで紡ぐ「ストックホルムの羊」
中世のヨーロッパで王子とその世話をする女性たちの話・・・。
かと思いきや急に現代の若い女性言葉が出てきて???となって「え?」と。
塔の生活かと思いきや実はただのマンションの一室だったと。
王子と名乗っていたのはただのおじさんで・・・。
女性たちは子供の頃に誘拐されてきて・・・。
とにかく衝撃的でした。
美しい姉妹が暮らすとある屋敷にやってきた「わたくし」が見たのは、対照的な性格の二人の間に起きた陰湿で邪悪な事件の数々。年々エスカレートし、ついには妹が姉を殺害してしまうが―。その物語を滔々と語る「わたくし」の驚きの真意とは?圧倒的な筆力で第7回ミステリーズ!新人賞を受賞した「強欲な羊」に始まる“羊”たちの饗宴。企みと悪意に満ちた、五編収録の連作集
私は8番目のマリアより強欲な羊の方が好きです。
暗黒の羊も読んでみようかなと。
未読の方はぜひ。
→ 強欲な羊
【編集後記】
耐えきれなくなってついに1本ラケットを買ってしまいました。
メルカリを使ったのは2回目。
慣れていないので不安でしたけど簡単なのですね。
これなら売ってみる方でもつかってみようかなと思えました。
【イクメン日記】
長男はまだエヴァンゲリオンにハマっています。
少し前まで進撃の巨人だったのですが。。
次男は進撃の巨人はみていましたけどエヴァンゲリオンは興味ないようです。
【一日一新】
長男 とある申し込み