松波ホラー小説「日記」のどんでん返しが面白い

ホラー小説の「日記」を読みました。
面白い!

日記

※ネタバレあります。

 

ホラー小説を読んでいると目にするのが日記。
日記を使って怖さを表現している作品をみかけることがあります。

怪異を日記に記しておく。
段々と怪異がひどくなり最終的には、、、。

パッと思い浮かぶのは「かげろう日記」。
かげろう日記死者の日記??と思わせるような内容で怖かったです。

今読んでいる「わざと忌み家を建てて棲む 」も日記がでてきます。

日記って怪異を表現しやすいのでしょうね。
日を追うごとに状態がひどくなっている様を理解しやすい。

ホラー小説の「日記」

今回読んだホラー小説も日記でした。
タイトルが「日記」です。
【日記: 日記で綴られる物語の恐ろしいラストとは!?】となっています。
日記: 日記で綴られる物語の恐ろしいラストとは!?

<あらすじ>
社会人になり一人暮らしを始めた主人公は、日記を綴り始める。

仕事のことや彼女とのデートのこと、かわいい女の先輩のことまで。
しかし、微笑ましい出来事だけでなく、部屋で起こる「怪奇現象」のことも綴られていた・・・。

月日が経つにつれてひどくなる怪奇現象。数年前に発見された変死体とは?この部屋で一体何が起きたのか?

もう一冊の日記とともに綴られるどんでん返しのラストが待ち受けている!!

所謂、事故物件の話。
事故物件に住んだ人の話。

二人の日記で話が進んでいきます。
男性が書いた日記と女性が書いた日記、この二つの日記で話が進む。

最初は仕事のこと、彼女のことなど普通の日記だったのが徐々に部屋の怪異について悩まされていく内容になっていきます。

最初の頃は彼氏が書いた日記と彼女が書いた日記で、お互いに感じていることが違って面白いなと思って読んでいました。
彼女は結婚したいけど彼氏はまだしたくない。
彼女は具合悪いと嘘をついて会わなかったことを彼氏は信じている、とか。

最後の方になってくると様子がおかしくなります。
男の日記が怪奇現象に悩む様子ばかりになって心身ともにおかしい様子になるのですが、それだけではなく。。。

一度目は混乱

彼氏=颯人、彼女=優香、だと思っていたところで急に「とおる」「真由美」などの名前がでてきて混乱します。

「優香」だと思っていたのに急に「真由美」の名前が出てきてあれ?となったところで、
さらに「颯人」だと思っていたのが「とおる」なの???

誰が誰なのかわからなくなって混乱します。
この二つの日記が彼氏・彼女の日記ではないのか??

読み返してみたのですが、まだ混乱していてハッキリわかりません。

おそらくなのですが、、、

・「颯人」と「真由美」が交際
・「とおる」と「優香」が交際

日記を書いていたのは「真由美」と「とおる」なのか??

彼氏と彼女の日記だと思っていたのが実は、、、片方は6年前の日記、一方は今の日記。
なのに内容がかぶっているような・・・・・。

颯人に浮気された真由美が自殺して颯人を呪い殺し、、その部屋に「とおる」が住んだ。

そういうことなのか???
まだ完全に理解できていません。。。

呪いのせいで年を経て、日記の内容がかぶったということなのか?

間違えているかもしれませんが、色々と考えさせられて面白いです。

松波ホラー文庫

「松波ホラー文庫」とあり、あまり聞かないなと思って調べてみると個人でkindle出版されているようですね。
著者は松波慶次、以前読んだ「藪無しの森で会いましょう」 と同じ著者です。
薮無しの森で会いましょうまだ作品は多くないようですが、好きになりました。
頑張って作品増やしてほしいです。

未読の方はぜひ読んでみてください。

→ 日記: 日記で綴られる物語の恐ろしいラストとは!? (松波ホラー文庫) 

 

【編集後記】
昨日は税務調査の相談が2件。
合間にブログを。
とある税務署の職員がコロナ陽性だったようです。
予定していた税務調査が延期となり保留に。。
税務署への訪問も控えて欲しいとのこと。
影響は大きそうです。

【イクメン日記】
長男が放課後に友達と遊びに行きました。
楽しかったようでたくさん話をしてくれました。
次男はまだ危ないので一人では遊ばせられないですね。。

【一日一新】
ルノアール マスクケース