ホラー小説のかげろう日記を読みました。
死者の日記のようで怖い。。。
吉村達也の小説
※ネタバレあります。
Amazonでみかけて気になり購入しました。
かげろう日記、著者は吉村達也です。
この著者の本は好きでいくつか読んでいます。
特に印象に残っているのがビンゴ。
最初に読んだのは単行本でした。
現実にはありえない内容なのですが、、、初めてホラー小説でゾクっとした怖いと感じた小説です。
あまりに印象に残っていたので電子書籍も購入。
ホラー小説で一番印象に残っているのが「ビンゴ」です。
そのビンゴと同じ著者の「かげろう日記」を読んでみました。
死者からの日記?
「かげろう日記」のタイトルにあるように日記を中心とした話です。
亡くなった元交際相手の日記が郵便で届いて・・・・。
届いたのが亡くなった後なのがまず怖いです。
主人公は男性。
学生から社会人になり仕事が面白くなって仕事中心となり、当時交際していた女性と別れたい。
ただ、その女性が男性にものすごい愛情を持っていて簡単には別れられない。
別れを切り出したら自殺まで考えてしまいそう。
よくありそうな設定ですね。
好きな人ができたと伝えて別れたのですが、、新しい恋人に危害を加えられそう、、、、と心配していたところでその元交際相手が事故で亡くなる。
不謹慎ですが、危害を及ぼされる前に亡くなってホッとした、、、、そこにその亡くなった元交際相手の日記が届くという。
会社員の町田輝樹のもとに一冊のノートが届いた。それは四年付き合った末に、一年前に別れた元彼女・内藤茜の筆跡による日記だった。しかし茜は半年前に不幸な事件に巻き込まれて死んだのだ。一体誰が、なんのために!?もうすぐ自分が死ぬことを知らない茜の日記、そして輝樹への執着が、別れた後にどんどん激しくなっていく日記…苦しい思いで読み進めた輝樹の目に、ついに衝撃の書き込みが!!
まず内容が怖い
交際相手に捨てられたと感じているわけですから、まずその日記の内容が怖い。
執着心が怖い。
あの人の人生に自分がいないことが信じられない・許せない。
この発想が怖いです。
日記の最初の頃は捨てられてショックみたいな内容だったのが、次第に様子がおかしくなり、ついには毎日同じ文章だけになる。
亡くなった後の日付で
日記を最後まで一気に読んでしまえばいいのになぜか読めない。
それは後々で理由がわかるのですが、怖いのは亡くなった後も日記が書かれていたこと。
今日、死んじゃいました。
みたいな記述があり、亡くなった後も毎日日記が続けられていく。
さらに主人公の男性本人しか知りえない情報も日記に書かれている。
さらに亡くなった交際相手の声も聞こえてくる。
この時点でかなり怖いです。。。
一気に最後まで読めばいいのに、、、と思いつつ読めなった理由がわかります。
自分で書いていたから、です。
思い切って最後になにが書いているのか見てみると何も書いていない白紙。
そこで自分で書いていたことに気づく。
さらに亡くなった交際相手の声も自分が裏声で話していたことがわかる。
そもそも、この日記が普通に郵便で送られていたわけです。
幽霊にそんなことはできるはずもなく、生身の人間がやっていたわけです。
誰が郵送していたのかもここでわかる。。。
所謂、憑りつかれたような感じだったのでしょう。
主人公が相談している親友の推理が優秀すぎて不思議なところはありますが、そういうことか、と謎がスッキリわかるのはいいところです。
未読の方はぜひ。
→ かげろう日記
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【編集後記】
昨日は子供たちがいなかったので掃除などを。
夕方に子供たちのお迎えに。
最近はお昼後にものすごく眠くなります。
ちょっと目を閉じていたら気づくと30分くらい経っていたり。。。
午後は昼寝を導入した方が良さそうです。
【イクメン日記】
帰ってくると騒がしいですね。
何をやったか、何を食べたかなど楽しそうに報告してくれるのが嬉しい。
楽しそうに遊びに行ってくれるのでよかったです。
【一日一新】
Amazon著者セントラル