2019年に読んで面白かった小説

今年も何冊か小説を読みました。
面白かったモノを書いてみます。

※それぞれネタバレあります。

 

粘膜蜥蜴

一番面白かったモノを決めるとなるとこれかもしれません。
粘膜蜥蜴の画像最近読んだので記憶に残っていることも理由の一つですが、ホラーぽさがなく純粋な「小説」としても楽しめます。
「粘膜」「蜥蜴(とかげ)」のタイトルからして何となく嫌な感じしかしませんが、内容は面白い。

ジャンルがホラーなので恐さ・グロさもありますが、それ以上に小説としての楽しみもあります。

「粘膜シリーズ」はいくつかあります。
私は粘膜シリーズはこの「粘膜蜥蜴」が初めてでした。
読後、粘膜人間・粘膜兄弟・粘膜戦士を続けて購入し読んでいます。

今までなんとなくタイトルで避けていて未読の方にはぜひ読んでいただきたいです。

聖域

聖域も面白く一気読みでした。
聖域の画像とある編集者が途中で終わっていると思われる小説の続きを書いてもらうために作家を探す・見つけてから続きを書いてもらう話。

途中で難しい話がでてきて理解できないところもありますが、先が気になって読んでしまいます。

なぜ途中で終わっているのか、なぜかかわった人が・・・。
なぜ作家本人の行方がわからないのか。

ラストがちょっと残念な感もありましたが楽しめます。

十角館の殺人

王道のミステリー。
著者をフォロー 綾辻 行人 + フォロー 十角館の殺人〈新装改訂版〉不思議な形の館で起こる殺人事件。
犯人は誰なのか、トリックは?
と考えながら読むことができる王道のミステリーです。

今の今まで未読だったのが悔やまれます。

「館シリーズ」は続けて少しずつ購入し読んでいます。

王道のミステリーが読みたい人にはオススメです。

屍山・珍夜特急

この2作品が同じ作家であることが驚き。
珍夜特急深夜特急ではなく珍夜特急です。
バイクで大陸を横断する話。
実体験に基づいていて非常に面白い。

旅先で色々なトラブルが起こり読んでいてハラハラするしドキドキもし楽しめます。
一気読みでした。

同じ作家の屍山も面白い。
屍山の画像同じ作家と知らずに読後に気づきました。
珍夜特急とは違いこちらは純粋な小説。

数十年に一度おこる謎のモノ・・・。

テンポがよく読みやすいのでおススメです。

ぞぞのむこ

ホラー小説の短編集。
ぞぞのむこの画像「漠市」にまつわる短編集です。

ホラー小説ですが、世にも奇妙な物語的な感じです。
不思議な体験・不思議な街の話。

最後の「ざむざのいえ」のインパクトはすごかったです。

予言の島

一度目はミステリー、二度目はホラー。
予言の島二度読みすること必至です。

一回目は最後の最後で「え?どういうこと?」と。
二回目に読むと最初から「そういうことか」と気づきます。

一回目では何とも思わなかった描写が二回目だと理解できる。

男3人組の旅のはずなのに、3人掛けのイスに前2人後ろ1人に分かれて座っている。
単純に3人掛けに3人で座ると狭いからかと思っていたけど・・・。

夜葬

本当に怖いホラー。
夜葬の画像得体の知れないモノが徐々に自分に近づいてくる恐怖。

カーナビのようにスマホのナビが勝手に起動して自分までに道案内をしてくる。
勝手にメッセージが既読になる。

もちろん、得体の知れないモノに追いつかれると・・・。

最後まで救いのない話で本当にホラーでした。

読んでいてリアルに想像できるのが怖い。

お見合い

人間が怖いホラー。
お見合いの画像化け物は出てこないで単純に人間が怖い話です。

結婚しようと思っている人がいるのに遊びでお見合いをする。
そしてとんでもない人と会ってしまうと。

お見合いで会った人が実はとんでもなかった、だから怖い。
でも、、、結婚を決めていた人がいるのにたった一度会っただけで結婚をやめる決断をしてしまうのも怖い。

そして仲介する人も・・・。

とにかく人間が怖いと感じる本。

禁じられた遊び

妻に特殊な能力があると思っていたら実は・・・という話。
禁じられた遊びの画像死んでしまったママが生き返る。
でもママに特殊な能力があるのではなく実は、、、、子供が。

ささいな嘘を子供についてしまったことで大変なことになります。
その嘘を特殊な能力がある子供が信じてしまう。

大人なら誰もがついてしまうだろうささいな嘘から始まるのが怖い。

夫が邪魔

現実になりそうで怖い。
夫が邪魔の画像「夫が邪魔」な短編集です。
どの話も「夫が邪魔」な存在。

夫は読んでみるべき。。

赫眼

すごい印象に残ったホラー小説。
赫眼(あかまなこ)こちらも短編集。
いくつかの話が収録されていますが、タイトルになっている赫眼がものすごく印象に残っています。

結局、得体の知れないものの正体がわからなかったのですがゾクッとしたのは覚えています。

8番目のマリア

ゲーム感覚のホラー小説。
8番目のマリアの画像意味がわからず捕らえられ目が覚めると個室に閉じ込められている。

罪を告白して、その罪の原因が誰なのかを決める。
その原因となった者が殺されていき・・・。

設定は面白いなと感じたのですが、設定しすぎな感もありました。

設定が面白く印象に残った小説です。

スイート・マイホーム

やっと手に入れたマイホームが・・・。
スイートホーム
家にまつわるホラー小説は非常に多いですよね。
このスイート・マイホームもそうです。
家は色々な怪奇が起こりやすいと考えられているのでしょうね。

ただ、このスイート・マイホームはちょっと違います。

怖いのは人間。
理想的な家族に憧れている人間の狂気が怖い。

まとめ

パッと思いつくところで書いてみました。
やはりホラー小説が多いですね。

年の終わりくらいから読み始めた「粘膜シリーズ」が面白く翌年の面白かった小説にはいくつか入りそうです。

最近はビジネス書よりも小説の方が楽しく読めています。

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【編集後記】
引き続き沖縄に。
古宇利島など行ったことないところを中心に。
天気もよく快適でした。

【イクメン日記】
海に足だけ入っていたのですが案の定ころんでびしょ濡れ。。。
すぐ乾いたのでよかったです。
沖縄の子供たち

【一日一新】
沖縄の色々

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