ホラー小説の「ぞぞのむこ」を読みました。
近寄ってはいけない場所。。
ぞぞのむこ
※ネタバレあります。
ホラー小説の「ぞぞのむこ」を読みました。
ホラーというよりもテレビの世にも奇妙な物語的な感じでした。
「ぞぞのむこ」は短編集です。
- ぞぞのむこ
- じょっぷに
- だあめんかべる
- くれのに
- ざむざのいえ
の5つ。
タイトルだけみると意味不明です。
ホラーなので「死」はかかわってきますがグロいわけではないです。
最後の「ざむざのいえ」は虫系なので苦手な人はやめたほうがいいかもしれません。
どの話にも共通しているのが「漠市(ばくし)」です。
地名です。
「漠市」には不思議な場所がありそこには近寄らないようにした方がいいと。
第10回小説宝石新人賞受賞作を含む、謎の町・漠市にまつわる5つの不条理ホラー。
不条理ホラーとありますがホラーというより世にも奇妙な物語系です。
5つの話すべてに登場する「矢崎」も不思議。
他の場所から来た人は避ける「漠市」に住み続けているのに影響を受けず平然と暮らしている。
感情が欠落しているようなところもあり、読んでいて不思議に思いますが「漠市」で起こる現象についてある程度の見識があるので説明をするようなポジションです。
電車を乗り間違え、見知らぬ町に降り立った島本。部下の矢崎は「すぐに離れたほうがいいですよ。ここは漠市(ばくし)です」と訳のわからぬことを言う。しかし先を急ぐ島本は、漠市を通り抜け、取引先へ向かう。その後、大きな仕事が決まったり、会社のマドンナに声をかけられたり、次々と幸運が舞い込みだしたのだが……。
この「矢崎」の存在がいい感じです。
ざむざのいえ
どの話もよかったのですが一番印象に残ったのは「ざむざのいえ」です。
「漠市」にある「ざむざのいえ」に子供が入ってしまって、、、という話。
よくあるお化け屋敷、ゆうれい屋敷と呼ばれる家に子供が入ってしまう。
ちょっと怖い思いをしただけならいいのですが「ざむざのいえ」は大変なことになります。
ざむざのいえに入ってしまった娘を探している母親に向かって
矢崎が言った「娘さんのことは諦めたほうがいい」が強烈でした。
親だったら諦められるはずないですよね。
ざむざの家に入った娘が戻ってくるのですがなにか様子がおかしい。
よくある話ではよくない霊に取りつかれてとありますがそうではなく、、、。
毛皮のように表面の皮だけが娘で中身はすべて虫。
最後が本当に怖い。
自分の子供が同じ状態になったらこの母親と同じことをするのかなと思うと怖い。
他人事として小説として読んでいるうちはあり得ないと思うのですが、、、。
(現実になるとも思えませんが)
子供の中身が虫になってしまったらそれを食べてまた生んであげようとか・・・・。
最後の「ざむざのいえ」は虫なので苦手な人もいるかと思いますがそれ以外はグロは大丈夫かなと。
未読の方はぜひ。
→ ぞぞのむこ
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【編集後記】
昨日は税務調査の立ち会い。
その後は戻って申告書の作成などを。
夜は執筆を。
出版はもうちょっとかかりそうです。
【イクメン日記】
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ただ次男が怖がるのであまり見れず。。
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