ホラー小説の「夜葬」を読みました。
得体の知れないものが迫ってくる恐怖。。。
夜葬
※ネタバレあります。
ホラー小説の「夜葬」を読みました。
同じ著者の「おるすばん」が面白かったので読んでみたのです。
Amazonのレビューを見ると文章力がどうこうと書かれていますが、私はまったく気になりませんでした。
ホラー小説はそれなりに読んでいますが、特にきになるような印象はなかったです。
「夜葬」は第23回日本ホラー小説大賞【読者賞】受賞作らしいです。
内容は、、
ある山間の寒村に伝わる風習。この村では、死者からくりぬいた顔を地蔵にはめ込んで弔う。くりぬかれた穴には白米を盛り、親族で食べわけるという。この事から、顔を抜かれた死者は【どんぶりさん】と呼ばれた──。 スマホにメッセージが届けば、もう逃れられない。【どんぶりさん】があなたの顔をくりぬきにやってくる。脳髄をかき回されるような恐怖を覚える、ノンストップホラー。
死者の顔をくりぬく、、、という時点で怖い。
くりぬいた顔に白米を盛り、親族で食べわけるという、、、。
想像したくもないグロさです。
得体の知れないものが迫ってくる
顔をくりぬくグロさもあるのですが、本当に怖いのは得体の知れないものが迫ってくること。
得体の知れないものに顔をくりぬかれてしまう。。
いまどきの小説らしくlineのようなものも出てきます。
急に文字化けしたメッセージが届く。
勝手に既読がつき、スマホのナビが始まる、、、。
そのナビの目的地が自分。
「目的地が自分」になっているのを想像すると恐ろしい。
スマホのナビが勝手に起動して「目的地まで〇キロ」とアナウンスされるのが怖い。
映画とか映像になったらものすごく怖いでしょうね。
グロさもありますし。。
何かが迫ってくるのは本当に怖いですね。
ネタバレされているのが残念
残念だなと感じたのは最初にネタバレされていることですね。
【どんぶりさん】があなたの顔をくりぬきにやってくる。
顔をくりぬきにやってくる、と書かれてしまっています。
何をされるのか、どうなるのか、を隠していたらもっと怖かったのかなと感じます。
あとはラスト。
最後がもうちょっと説明があるとよかったかなと。
どういうことなんだろう??と思ってしまうところがあります。
怖いのは間違いありません。
未読の方はぜひ。
→ 夜葬
【関連記事】
・ホラー小説「おるすばん」が怖い。一人になるのが怖い・人形が怖い・救いがないのが怖い
・小説「禁じられた遊び」が怖い。狂気が本当に怖い。予想外の展開で一気読み
・見ると不幸になる絵「夜波の鳴く夏」が面白い。最後の1行が恐ろしい
【編集後記】
昨日はオフ。
子供たちと近くの公園に。
帰宅後はゲームなど。
【イクメン日記】
次男も自転車に乗れるようになってきました。
ストライダーを乗り回していた効果でしょうね。
長男より早いです。
【一日一新】
近くのステーキガスト