ホラー小説「のぞきめ」はミステリー要素もあるホラー。隙間が怖くなる

ホラー小説の「のぞきめ」を読みました。
ミステリー要素もあるホラーです。

読後は隙間が怖くなります。

三津田 信三の作品が好き

ホラー小説「のぞきめ」を読みました。
作者は三津田 信三です。
最近はこの作者の作品が好きでいくつかよんでいます。
凶宅

  • どこの家にも怖いものはいる
  • ついてくるもの
  • 赫眼
  • 凶宅

そして今回の「のぞきめ」です。

いまこの記事を書いている最中に読んでいるのは「七人の鬼ごっこ」です。
「七人の鬼ごっこ」もまだ途中ですが面白いので読後に記事にしようかなと考えています。

ホラー小説「のぞきめ」

今回読んだのは「のぞきめ」です。

※ネタバレあります。

 

ホラーだけあって人が死ぬシーンもありますがグロい表現はあまりありません。
完全なホラーというよりはミステリー的な要素もあるホラーです。

禁じられた廃村に紛れ込み恐怖の体験をしたあげく、次々怪異に襲われる若者たち。そこは「弔い村」の異名をもち「のぞきめ」という化物の伝承が残る、曰くつきの村だった──。ミステリとホラーの絶妙な融合!

なのでホラー好きな人にはちょっと物足りなく感じるかもしれません。

読後は隙間が怖くなる・・・

出だしの1章はホラーとして最高。
あおり方がすごいし面白い予感しかしません。

辺鄙な貸別荘地を訪れた成留たち。謎の巡礼母娘に導かれるように彼らは禁じられた廃村に紛れ込み、恐るべき怪異に見舞われる。民俗学者・四十澤が昭和初期に残したノートから、そこは“弔い村”の異名をもち“のぞきめ”という憑き物の伝承が残る、呪われた村だったことが明らかとなる。作家の「僕」が知った2つの怪異譚。その衝撃の関連と真相とは!?何かに覗かれている―そんな気がする時は、必ず一旦本書を閉じてください。

意味深な「そんな気がする時は、必ず一旦本書を閉じてください。」がまた怖い。

読者も傍観者ではなく当事者になる可能性があるのは「赫眼」に通じる部分があります。
「○○を感じたら(見たら)あなたも・・・」とあおるのは本当に怖い。

で、読後は本当に隙間が怖くなります。
タイトルから想像できるように何かにのぞかれている気がするから。

子供でも入り込めないような隙間から視線を感じるように・・・・。
ホラー小説のぞきめの画像

第一部「覗き屋敷の怪」
第二部「終い屋敷の凶」があります。

覗き屋敷の怪は現代の話。
廃れた廃村をみつけそこで怪異にみまわれ。。。過去に何があったのか??と疑問に思う。
第一部はホラー要素が強いです。

第二部は昔の話。
一部にでてきた廃村で何があったのかが書かれています。
二部はミステリー要素が強くあっという間に読めます。

ちょっと残念な感じを受けたのは「正体」がわかったとき。
結局何かわからず・・・の方がよかったのかなと。

思いっきりホラーではなくミステリー要素もあり楽しめるホラーですので、ホラーが苦手な方も是非読んでみてください。

→ のぞきめ

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【編集後記】
昨日は申告書の作成を中心に。
仕事中に同じ動画ばかり観ているのでさすがに飽きてきました。。
仕事中なのであまり集中できないのでいいのですが。
FIt Boxingも続いています。

【イクメン日記】
相変わらずアニメ見ています。
トムとジェリー、ドラえもんが好きですね。
なぜかジャイアンを武と読んでます。。

【一日一新】
セブンイレブン シュークリーム

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