借金返済が苦しい人は必読!『ある日突然40億円の借金を背負う』

もう、借金でどうにもならないと思っている人に読んで欲しい本です。
40億円もの借金をほぼ完済した人の本です。
何かしらヒントになることが得られるでしょう。

本を読んだからといって現状が変わるわけではありません。
ただ、気持ちが軽くなることは間違いないです。

毎日憂鬱な気持ちで過ごすのは嫌ですよね。

憂鬱な気持ちを晴らすには借金返済が一番ですが、
そんなことできれば苦労はありません。

ただ嘆いていても現状は変わりません。

最近読んだ『ある日突然40億円の借金を背負う』という本が大変良かったです。

借入返済で苦しんでいる経営者、
消費者金融から多額の借入のある人などには参考になる部分も多いでしょう。

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借金返済で苦労した

借金の返済ってとても大変です。
私自身も車を購入して借入をした経験がありますのでよくわかります。
新卒でスポーツカーを何台も乗り継いだので「普通の」借入ではありません。

借金返済の苦労はよくわかっています。

返済日がくると本当に憂鬱になるんですよね。
私の場合は給料日の数日後に引き落としで返済でしたから
返済が滞ることはありませんでした。

ボーナス返済もあったので大変でしたよ。

当時勤めていた会社はボーナスがあるかどうかわからない会社でした。
でればラッキーみたいな。。。
そんな状況なのでボーナス返済はキツかったです。

ボーナス返済のために少しずつ貯金して、、、
もうあんな生活は嫌です。

借金した人の気持ちがよくわかる本

借金って後悔してたり嘆いていても何ともならないんですよね。
どうしよう、どうしようと思っていても何も変わらない。。。

そんな借金の大変さがわかる本を最近読みました。

『ある日突然40億円の借金を背負う それでも人生はなんとかなる』です。

著者の湯沢さんは相続で借金を引き継いだとのこと。
父親が会社経営をしていてその会社が40億円の借金があった、と。

知っている人なら「相続放棄すればいいじゃん」と思いますよね。
でも湯沢さんは会社を潰す訳にはいかない、と考えて返済する道を選びます。
キリンビールという大手に勤めていたキャリアを捨てて40億円の借金を背負います。

どうしようも無い借金を背負った人の気持ちがわかる

この本を読むと、とんでもない借金を背負った人の気持ちがわかります。
40億円なんて途方もない数字でまったくピンとこないですよね。

この本の結論としては40億円の借金をほぼ完済しているとのことです。

会社が40億円の借入を返済していくという内容ですが、
借金返済の苦悩などは個人で借金がある人でも共感できるでしょう。

借金返済は他人は助けてくれない!

この本にも書いてありますが、借金返済は他人は助けてくれません。

銀行は助けてくれない

保険に入っていたっていざというときには頼りにならないことも。

しかし、いざ父が亡くなり本当に資金繰りが苦しかったとき、その保険金は1円も使うことはできなかった。メガバンクに質権設定されていて、その全額を銀行への返済に充てさせられたのである。本来、経営者保険は経営者が亡くなった混乱時に資金面でサポートするためのものであり、通常は質権設定してあっても半分くらいは会社に残すことがある。全額を返済に充てさせるというのは、血も涙もない対応だ。

経営者が亡くなったときに困らないように保険に入ることがあります。
その保険は本来は会社のために使われるものです。
それが、借金の質権に設定されていて全額銀行に取られてしまったと。。。

銀行はまったく助けてくれません。

税務署は待ってくれない

税務署は差し押さえとかのイメージが強いですよね。
たしかに税務署は非情です。
どんなに苦しくても税金は免除になりません。

ただ、交渉すれば待ってはくれます。

税務署とのやり取りについても書かれています。

「支払えるのはこれが限界なのです。ご理解ください!」「それでは了承できません!もう少し何とかなりませんか?」思わず憤って、「もういい!勝手にしろ!」と怒鳴ってしまったことがあった。すると数日後、本当に差し押さえ担当者を連れて鎌倉の本社へ現れたのである。すぐにお詫びをして、差し押さえだけは勘弁してもらう有様だった。

ちゃんと交渉すれば税務署は待ってはくれます。
ただ、ちゃんと対応しないと差し押さえもありえますよ。
このケースは金額が大きかったから、というのもあるでしょうけどね。

借金があるとお金のことしか考えられない

借金があると常に気分が沈んだ感じになります。
金額が大きければ大きいほど落ち込んだ感じに。。。

40億円もの借金があるとなおさらです。

この時期の私にとって最大のストレスは、借金問題よりもむしろ、モラルに欠ける社員の問題行動を強く注意できないことだった。

従業員が営業時間中に麻雀をしていても強く注意できなかった、と書いています。
従業員が反発してストライキでも起こされたら、営業できなくなるからです。

この頃の社員と私の関係を考えると、たとえ1日でも給与が遅れれば、それだけで見切りをつけて辞めていく社員が出てしまうからである。何名かの社員に一度に辞められればそれだけで店舗運営ができなくなり、資金繰りが行き詰まる。

借金があるとお金のことしか考えられなくなるんですよね。

本来すべきことができなくなります。
営業時間中に麻雀なんかやってたらすぐに解雇でしょう。
でも、それができない。

正しい判断ができなくなってしまうんですね。

その場を凌げればいい、という考えになってしまう。

これは会社だけでなく個人の借金でも言えるでしょう。
返済日に消費者金融から借りて別のところに返す。
後で苦しくなることはわかっているのにその場凌ぎをしてしまう。

借金をしている方はこのようなことをしている人もいるでしょう。
できれば早く抜け出したほうがいいです。

この本を読めばもっと苦しんでいた人がいる、ということがわかります。

もうどうにもならないと思っている方へ

私も借金をしましたが、どうにもならないくらい途方に感じたことはありません。
借金はしたけど正社員として働けていましたし、
毎月何とかですが返済できていましたから。(きつかったけど)

もし、「もうどうしようもない、死ぬしかない」というくらい悩んでいるなら
是非「ある日突然40億円の借金を背負う」を読んでみてください。

ちょっと長いですが、本から引用します。

今、とてもではないが這い上がれそうにないと思える状況や、絶対不可能に見える物事を前に足がすくんでいる状況にある方がこの本を読んでくださっているなら、その方に私の宝物を差し出したいと思う。もう一度立ち上がってみませんか。「これ以上はとても無理だ、もう終わりだ、死んだほうがいい–」そう思っていても、もう一度だけ、立ち上がってみませんか。私は「朝の来ない夜はない」と、これ以上なく強く信じています。 ~中略~ 頼れる人もいなくて、どうしたらいいかわからず、それでも自分の人生を失ってなるものかと、そう願ったあの日の私のような人へ、この本を贈ります。

私は借金の本当の苦しみを体験していません。
ですが、この本の著者である湯沢さんは40億円というとてつもない借金を経験しています。
経験した人の言葉なら信じることができるのではないでしょうか。

まとめ

借金の苦しみは体験した人でないとわからないですよね。

今、借金でどうにもならないと思っている方は是非この本を読んでみてください。
なにしろ、16年で40億円の借金をほぼ完済した人の話ですから。
これからの人生で何かしらのヒントが得られるでしょう。

 

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