小説「ゆうずどの結末」を読みました。
なかなかいい感じの怖さです。
滝川さり
好きな作家さんのひとりが「滝川さり」です。
・お孵り
・おどろしの森
・めぐみの家には小人がいる
をすべて読んでいます。
一番最初によんだ「お孵り」がなかなかよかったので続けて読みました。
ホラー系でお気に入りの作家さんを見つけるのは楽しいものです。
今回読んだのは「ゆうずどの結末」です。
表紙からしていい感じが出ていますね。
戻ってくる
何度捨てても戻ってくる。
ホラーや怪談でよく聞く話です。
人形やぬいぐるみが多いですよね。何度捨ててもいつの間にか戻ってくる。
「ゆうずどの結末」もそんな感じの内容です。
何度捨てても戻ってくる時点で怖いのですが、本の栞が少しずつ先に進んでいくのも怖い。
黒い栞が最後まで進んだときにどうなるのか?
さらには「結末」が読む人によって変わるというから怖い。
その結末通りに死ぬというのも・・・・。
興味深かったのは、本に書いてある結末になるように怪異が仕向けている点。
結末に「妻子を思いながら」と書いてあるけどそもそも妻子がいなければその結末通りにはなりません。
妻子を持つように怪異が仕向けているようなところが怖いなと。
「お孵り」も嫌な感じでしたけど「ゆうずどの結末」の方が怖さはありますね。
読んだ人が呪われる話。
もちろん呪いが一番恐ろしいのですけど人間の怖さも感じます。
読んだら呪われる本を殺したい相手に読ませようとしたり・・・。
読了後に感じたのは、これからは本は新刊を買おうということ。
読んだけど助かる人もいる。
助かる人と助からない人の違いは?
ゆうずど→USED?
【編集後記】
昨日は子供たちとテニス。
その後は私の両親とランチして実家に。
子供たちとキャッチボールなど。
【イクメン日記】
次男がお気に入りだったものがスーパーから消えており・・。
以前は普通に売っていたのですけどなぜか最近は見かけなくて。
調べてみるとまだ販売はしているようなので根気よく探してみたいと。
【一日一新】
肉の万世