小説「なまなりさん」読了。スカッとする話・・・ではない。呪いが怖い

小説「なまなりさん」を読みました。
呪いは怖い。

なまなりさん

小説「なまなりさん」を読みました。
ホラーです。
著者は中山市朗です。

怪談本を何冊か書かれていますね。
私も読んだことがあります。
怪談狩り

山の牧場などは有名ですね。

今回読んだ「なまなりさん」はSNSで知りました。
SNSでホラー小説の情報を得ています。
いつものようにホラー小説を探していたら「なまなりさん」が話題となっていたので気になり即購入。

呪いは怖い

ホラー、怪談でよく出てくるのは「呪い」です。
呪いに関する話はよくありますね。
「人を呪わば穴二つ 」はよく聞きます。

人を呪うと自分も同じ目にあう、人と呪い殺せば自分も殺される、だから穴が二つ必要。

怪談でよくきく話です。

「なまなりさん」も・・・。

沖縄で退魔師の修行を積んだというプロデューサーの伊東礼二。彼の仕事仲間の健治が、沙代子という女性と婚約をした。しかし沙代子は、妖艶な双子姉妹による執拗ないじめにより自死へと追いやられる。彼女の死後、双子姉妹の周囲で奇妙な事件が続発するようになるが、それにとどまらず、被害はやがて双子の実家へと移っていく――。

壮絶執拗ないじめの描写は読んでいて気分が悪くなります。

これは絶対に仕返しでスカッとする展開だな・・・と予想しながら読み進めました。
確かに仕返しをする展開になるのですけどスカッとはできませんでした。

いじめっ子が仕返しされてスカッとする、程度の話で終わらないところが怪談本・ホラーといえます。

いじめっ子がやられるのは当然だと思いつつもそれ以上の感情が出てきます。
単純にスカッとできないところがこの本の面白いところなのでしょう。

呪いを受けている当事者の家族の行動が不思議なところがあります。
なぜそんな行動を?と。
そこが実話だということなのでしょうね。

実際、呪いを目にしたことがないのでわかりませんが。
体験している者からすれば理解できないことなのでしょう。

呪いは怖い。
「人を呪わば穴二つ 」は覚えておきたいです。

→ なまなりさん

 

【編集後記】
昨日は税務調査対応、申告書作成。
その後はコロコロの発売日なので書店に。
ついでに何冊か仕入。

【イクメン日記】
長男ばかり何度もプールに入っています。
次男はまだ1回。
次男のときは天気が悪く・・・。

【一日一新】
長男 とある予約