小説「トンネル」読了。最初は良いが途中から失速する感じ

小説「トンネル」を読みました。
最初は良い感じでしたが・・・。

小説「トンネル」

※ ネタバレあります。

小説の「トンネル」を読みました。
角川ホラー文庫なのでジャンルはホラーになりますね。

著者は吉村達也です。
ホラーをたくさん書いていますよね。
好きな作家のひとりです。

かげろう日記などはお気に入りです。
特にビンゴは忘れられません。
ホラー小説ビンゴの画像私がホラー小説を好きになったキッカケといってもいい作品です。
いま読み返すとそうでもないのですが・・・初めて読んだときはゾクッとしたことを覚えています。

ビンゴと同じゾクッとする感覚を味わえたらと思って吉村達也の作品はちょくちょく読んでいます。

最初は良いが

「トンネル」は最初は良いけど途中からちょっとなぁという感想。

最初はまったく共通点がないと思われる事件が続けざまに起こり、いったいどういうことなんだろうと疑問。

―瞳を閉じてはいけない。女子高生がマッチ棒を目にはめ、瞳をこじ開けたまま自殺。新幹線では会社員が吠え、ジェットコースターから男が飛び出し、高速のトンネルでは大惨事発生!日本中で奇妙な事件が巻き起こる中、渋谷の映画館で374人が突然姿を消した。政府から依頼を受けた特命調査チームが見いだしたのは、科学の常識を根底からくつがえす特異な現象!吉村達也が描く恐怖の無限トンネルから、あなたは無事に抜け出せるだろうか。

映画館で大人数が一斉に失踪。
お腹をえぐられた死体。
マッチ棒で目を閉じないようにしている怪死体。

一体どういうことなのか、何が原因なのかまったく想像できないので興味をひかれました。

さらには特殊能力を持ったチーム(霊能力・霊視とか)が出てきてそそられます。
このチームのメンバーはそれぞれいい味が出ていましたね。
霊能力・霊視の二人がもう少し活躍するシーンがあるとよかったかなぁと。

「逆ネズミ算」といった話が出てくるあたりから怪しくなります。
読んでいるとちょっと説明が長いような気がしてしまいます。
それでいて結末はあっけない。

前半のつかみがよく興味を惹かれるのですが、途中で失速して最後はこれで終わり?といった感じ。
前半の勢いのままいってくれたらよかったかなと。

ホラーらしい残虐なシーンなどもありますので苦手な人は気を付けた方がいいかも。

→ トンネル (角川ホラー文庫)

 

【編集後記】
昨日はオフ。
午前中は子供たちと公園。
夕方に子供のテニス付き添い。

【イクメン日記】
テニスはコーチによってやり方が違うみたいです。
人数によっても違うみたいですね。
人が少ないとたくさん動くので疲れるみたい。

【一日一新】
リンガーハット 野菜たっぷり皿うどん