ホラー小説「なまづま」を読みました。
ホラーではないかなと。
でも楽しめました。
なまづま
ホラー小説の「なまづま」を読みました。
著者は堀井 拓馬です。
夜波の鳴く夏を読んで面白かった記憶があります。
「なまづま」は作者で選んだわけではなく読んだ後に作者を調べてみたら以前読んだことがあるとわかったのです。
ホラー小説はこのようなことがよくあります。
作者で選ぶこともありますけどほとんどはタイトルやあらすじで選びます。
後になって実は同じ作者だったと気づくのです。
今回読んだのは「なまづま」です。
タイトルからは予測ができませんね。
第18回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞。
とあるので期待して読みました。
ヌメリヒトモドキ
内容は架空の生物がでてくるものです。
激臭を放つ粘液に覆われた醜悪な生物ヌメリヒトモドキ。日本中に蔓延するその生物を研究している私は、それが人間の記憶や感情を習得する能力を持つことを知る。
激臭を放つヌメリヒトモドキという生物がでてきます。
不死で何を目的としているのかわからない。
SFのようなものはあまり好きではないのですけどこの作品は楽しめました。
日本中に蔓延するその生物を研究している私は、それが人間の記憶や感情を習得する能力を持つことを知る。他人とうまく関われない私にとって、世界とつながる唯一の窓口は死んだ妻だった。私は最愛の妻を蘇らせるため、ヌメリヒトモドキの密かな飼育に熱中していく。悲劇的な結末に向かって……。
・ヌメリヒトモドキが人間の記録や感情を習得する。
・外見まで似てくる。
・最愛の妻が死んでしまい・・・・。
とくればもう先が読めます。
無くなってしまった最愛の妻をヌメリヒトモドキを使って蘇らせようとする。
亡くなった人を蘇らせるのはよくある話です。
パッと思い出したのは「禁じられた遊び」。
狂気が怖い
ジャンルはホラーになるのでしょうけどそこまで怖さは感じません。
ですが、狂気は怖い。
妻を蘇らせるためだけにすべてをかける。
好意を持ってくれた女性も邪魔だと感じれば排除する。
目的に向かっていかなる代償も払おうとしている狂気は本当に怖い。
ヌメリヒトモドキという架空の生物が暴れまわって・・・という展開ではないです。
怪物をどうにか駆除しようとする展開かと思いきやそうではない。
読みにくいけど一気に読んでしまう
主人公の日記的な記述が続きます。
会話がまったくないので読みにくく読むのが大変。
一つの描写が細かく書かれていることもありまどろっこしく感じてしまうことも。
それでも主人公の狂気に気付いてくるとどんどん先が気になり一気読みです。
未読の方はぜひ。
→ なまづま
【編集後記】
昨日は日中はずっと確定申告。
夕方から子供たちの算盤に。
待ち時間にカフェでゆっくりと。
ココナッツオイルも常に持ち歩いています。
【イクメン日記】
最近は長男も字を綺麗に書くように気を付けているようです。
もっと小さい頃から気を付けてほしかったですが・・・。
【一日一新】
とあるセミナー申し込み