小説「ハーメルンの誘拐魔」を読みました。
医療関係の内容はわかりませんけど楽しめました。
ハーメルンの誘拐魔
小説「ハーメルンの誘拐魔」を読みました。
ワクチンや医療関係の話がでてきて、そのあたりの事実関係はわかりませんけども小説としては楽しめました。
誘拐魔とあるように誘拐の話です。
子宮頸がんワクチンによる副作用などで被害を受けた女性を次々に誘拐する。
何も証拠となるようなものは残さない。
ただ現場にハーメルンの笛吹き男の絵葉書だけを残して。
少女を狙った前代未聞の連続誘拐事件。身代金は合計70億円。捜査を進めるうちに、子宮頸がんワクチンにまつわる医療界の闇が次第に明らかになっていき――。
ハーメルンの笛吹き男はよく聞きますよね。
たくさんの子供たちをさらったとして。
目的を達成するまで何人でも誘拐する、という犯人の意思かもと思えると怖いものです。
次々に誘拐されているのに犯人から身代金の要求など何もないのが不思議な感覚でした。
誘拐されているのがすべて女性であるので猥褻目的なのか、単純に殺害しているのか?など色々考えさせられます。
結局、7人を誘拐したところで身代金の要求があるわけですが一人10億円で70億円用意しろ、とものすごい要求がきてビックリ。
医療の話
一人10億円もとても払えるわけもないだろうと思っていたら子宮頸がんワクチンにかかわった医療関係の会社から払ってもらえ、と。
犯人が賢いと思うのはその要求の手紙をマスコミ等にも送り報道させ世論を味方にしようとしたことですね。
医療関係の会社からすれば払う必要もないものですけど払わなければ人質を見捨てたとしてバッシングを受ける。
上手いやり方だなぁと。
身代金の受け渡し方法もよく考えたなと感じました。
70億円ものお金を普通に運ぶのは無理ですよね。
どうしたって受渡のときに捕まるでしょうし。
ただ医療関係の話だけは本当なのかな?と疑問に感じるところもありました。
ワクチンに関する知識はまったくないですけど、読んでいて一方の意見・立場が強調されているような印象を受けました。
厚労省がすごい悪者にされているような印象でしたけど本当にそうなのかな?と。
どんでん返しも
犯人が実は・・・。
犯人の予想はなんとなく途中で予想できるかなぁと。
犯人があまりにも刑事たちの動きを把握できすぎているので。
刑事の身内か常に一緒にいる人物だろうと予想できます。
ただそこから実は違った、さらに本当は、とどんでん返しが続いたのはビックリでした。
医療に関する話は抜きにしても楽しめます。
未読の方はぜひ。
【編集後記】
昨日は月次の打ち合わせ。
自分の年末調整や月次処理も。
クリスマスプレゼントの用意もしました。
【イクメン日記】
サンタを捕まえたいと張り切っています。
ずっと起きていて捕まえると。
まぁすぐ寝てしまうでしょう。
【一日一新】
解きたくなる数学