小説の「ラストファミリー」を読みました。
スカッとする内容で面白いです。
もうちょっと詳細な描写があるとよかったかなと。
ラストファミリー
※ネタバレあります。
小説の「ラストファミリー」を読みました。
角川文庫です。
角川文庫なのでてっきりホラーだと思ったら違いました。
表紙がホラーみたいですし、、
内容もホラーのような感じでしたし。
80歳に近い高齢で、死を待つだけになった老婆・横尾こう。こうには先に死んでしまった息子と娘の、嫁と夫に財産を残したくないという憎悪があった。こうの死の床に立ったのは、あろうことか死へのお迎えでなく、家に忍び込んだ泥棒だった。泥棒に再び怨念の火をつけられたこうは、復讐のために死の床から蘇える……。
「復讐のために死の床から蘇える……。」というのがホラーっぽいですよね。
内容としてはホラーではなく、単純に面白くて楽しめました。
ホラーではないです。
やり返し・どんでん返し
簡潔に内容を説明すると「やり返し」そして「どんでん返し」です。
80歳近い高齢者が死期を悟り、自分の子供たちの配偶者に自分の財産を渡したくないと考えるところから話が進みます。
自分が死ねば財産は子供たちに渡る。
そしてその配偶者にいいように使われてしまう。
そう思わせるような関係であったということですね。
でも、自分は死期が近い体で動けない。
そんなときに家に泥棒が入り、、、、その泥棒が凄腕で老人の願いを叶えてくれます。
不正を暴き再起不能にする。
夫を殺害した証拠を出してやり込める。
内容としてはスカッとします。
悪いことをしている人をやり込めてやり返すわけですから、半沢直樹的な快感があります。
が、残念なのはテンポが良すぎること。
サクサクっと復讐が完了していってしまうので読んでいて爽快ではあるのですが、すぐ終わってしまいます。
もっと一つ一つの内容を掘り下げて詳細に書いていってもいいのでは、、と感じるくらい。
サクサク進みすぎてちょっとあっさりしちゃっています。
そこが残念。
泥棒がどうやって不正を暴く証拠を掴んだのか、どうやって調べたのか、の描写もないのが残念。
内容的にはすごくスカッとして爽快です。
もうちょっと細かい描写があるともっと楽しめたかなと。
最後のどんでん返しもよかったですね。
老人の復讐の手助けをしていた泥棒がなんのためにその老人の家に入ったのか。。。
ホラーっぽいような装丁ですがホラーではなく楽しめます。
未読の方はぜひ。
→ ラストファミリー
【編集後記】
昨日は台風の影響もあったので家にいました。
子供たちは学校だったので掃除などを。
子供たちの帰宅後はゆっくりと。
【イクメン日記】
土曜日に学校は疲れるみたいですね。
もう何度目かにはなりますけど慣れないみたい。
しばらく公園に行けてないので来週晴れたら行きたいです。
【一日一新】
ハロウィンのお菓子