死者との婚姻。映画「屍憶」が恐ろしいけど悲しくもある

映画「屍憶」を観ました。
死者との婚姻である冥婚がテーマです。

実話を元にしているとか、、、怖いです。

死者との婚姻「冥婚」

少し前に読んだ漫画「冥婚の契」。

タイトルの「冥婚」の意味は知らなかったのですが表紙の絵からしてホラーであることはすぐにわかりました。
明らかに生者でない花嫁姿の女性が表紙だったからです。
「婚」の文字があることから結婚をテーマにしたものだろうなとは予想できました。
冥婚の契

冥婚は死者と生者との結婚です。

通常の感覚だと???としか思えませんよね。
「冥婚の契」のようにどうしてもホラーをイメージしてしまうのですが、ある意味死んでも愛しているからという理由での冥婚もあったのかな、、とか。
葬式は親族しかできないので結婚により親族となってから弔う意味もあったようです。

漫画「冥婚の契」によって冥婚を知ったのですが、何より驚いたのは日本でも実際に冥婚が行われていたとか。

赤い封筒が怖い 映画「屍憶」

※ネタバレあります。

 

冥婚を知って間も無くAmazonプライムビデオでたまたま見つけたのが「屍憶」です。
冥婚をテーマにしたホラー映画です。

途中で「ん?」と思うシーンが出てきます。
「えっ今のって死体が映ってなかった??」など「あれ?」と思うシーンがところどころ伏線として出てきます。
最後にはどういうことなのかわかりますが、、、怖い。

TVプロデューサーのハウは仕事も順調で、美しい恋人イーハンとの結婚も控えていた。 彼は視聴者の関心を引く番組を試み、”冥婚”といわれる死者との婚儀の風習を取材していた。そんなある日、ハウは公園をジョギング中に奇妙な赤い封筒を拾う…。

ストーリーは「赤い封筒」を拾った主人公が悪夢を見るようになって、、、。

この「赤い封筒」を拾った人が無くなった女性と結婚しなければいけないしきたりのようです。
女性が拾ったらどうするの?と思うのですが作中では「遺族が隠れて女性が拾わないように見ている」らしい。
赤い封筒を拾ったら強引に婚姻させられる、、、、。

主人公の前世で赤い封筒を拾ったが婚姻の儀式の最中に逃げ出して車にひかれて亡くなってしまう。。
それが原因で主人公は生まれながらに取り憑かれている。

本当に恐ろしいのは本人(主人公)に取り憑かれている自覚がないこと。
結婚間近の婚約者がいたのですが自らの手で殺害し遺体を風呂に。。。
すべて取り憑いている霊の仕業なのですが、本人はその婚約者と普通に生活している幻を見ている・・・。

主人公が二人出てきてそれぞれ違う描写があるのでまさか「悪夢でした」みたいな夢オチかと思いきやそうでもなく。

じわじわ怖い

アジアのホラー映画ですが、呪怨とは違います。
呪怨はいきなり現れたりしてビックリ系の恐ろしさがありますが屍憶はありません。
ジェイソンなど化け物と戦うようなこともありません。

直接的な怖さではなくじわじわ怖い。

途中で霊媒師が出てきて助けてくれそうな展開になりましたが、戦うこともなくあっけなくやられてしまいます。
ここはちょっと残念でした。
もうちょっとやり取りがあってもよかったのかなと。

悲しい話

非常に怖い話なのですが、観終わった後の感想としては悲しい話だなと。
主人公本人も婚約者も全く悪くない。
取り憑いていた霊さえも。。。

原因不明の奇病により顔が崩れていき最後は首を吊って。。

誰も救われない悲しい話です。

ホラーではあるのですが悲しさも感じます。
興味ある方はぜひ。

Amazonプライムビデオおススメです。

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【編集後記】
昨日は長男のテニス送迎。
天気が悪かったのでIKEAの遊び場に行ったのですがすでに大混雑。
諦めて近くのららぽーとをブラブラと。
帰宅してからマリオメーカー2の世界のコースをやってみました。
面白いコースばかりでよく作れるなとビックリです。

【イクメン日記】
ようやく少しだけテニスも形になってきたかなぁと。
週一回ではなかなか上達しません。
次男も小学生になったらやらせてみようかと。

【一日一新】
マリオメーカー2 世界のコース