一般社団法人ってあまり聞き慣れないと思います。
もちろん、一般的な会社とは違う部分があるのですが
基本は株式会社などと同じです。
平成20年の改正により、だれでも作れるようになりました。
一般社団法人は公益法人?
税務上は、一般社団法人は2つに分かれます。
①営利型 と ②非営利型 です。
①営利型は、普通の株式会社と同じです。 名前が「一般社団法人」となっているだけです。
細かいところで違いはありますけど、株式会社と同じと思って問題ありません。
②非営利型は、利益を出すことを目的としないものです。
利益が出ても配当金をだすことはできません。ここが株式会社と決定的に違います。
給料は支払うことができます。
非営利型は税金がかかる事業が決まっていて、その事業に該当しなければ税金がかかりません。
①と②の両方とも株式会社と同じように活動することができます。
ただ税務上では②の非営利型は公益法人として取り扱われます。
公益認定を受けた、本当の公益法人だといろいろと監督を受け制限があったりして大変ですが、
一般社団法人の非営利型だと監督も受けないし、制限もありませんから自由度は高いです。
一般社団法人のメリット・デメリット
メリット
・なんといっても公益っぽい感じがするからイメージがよいことでしょう!
(実質は株式会社と変わらないことも・・・)
・収益事業だけが税金の対象になる(収益事業に該当しなければ税金がかからない)
・通常の株式会社と同じことをやりながら、課税されない事業も行うことができる
・行政庁の監督がない。うるさく言われることがない
公益性がありながら、でも監督は受けない、株式会社と同じことができる。
いいことだらけです。
デメリットも挙げてみます。
デメリット
・株式会社に比べると認知度が低い
・発起人が2人必要
・上場できない (中小企業にはあまり影響ないと思います)
・出資による資金調達ができない (中小企業だと第三者から出資を受けることは稀なのであまり影響ない)
デメリットはあまり影響ないですよね。
これから会社を興そうとしている方は「一般社団法人」も検討してみる価値はあります。
【編集後記】
昨日は子供が熱をだしました。
夜は看病でほとんど寝れず・・
仕方ないとはいえ辛いです。