『喪の途上にて』は大切な人がいる人は読んでおいた方がいい。意識が変わります。

2014-07-10 23.03.05

書評ブログではないですが、心を揺さぶられる本があったので紹介します。

みなさんは、大切な人を理不尽に突然喪ったことはありますか?

読むと意識が変わる

『喪の途上にて』は、日航ジャンボ機墜落事故を中心として遺族がどのように死を受け取ったのかを書いています。

私はこの本を電車の中で読みましたが、何度となく目頭が熱くなってしまいました。
私が独身だったり、子供がいなかったりしたらそんなに影響は受けなかったかもしれません。
子供ができてからはこのような事故とか病気とか不幸そうな本は避けていました
何となく、同じようなことが自分にも起こるのではないかと考えていたからです。
でも、今回は知人の勧めで読んでみることにしました。
この本を読んでから、家族との時間をますます大切にするようになりました。

人は大切な人を喪ったときのことは考えない

子供ができたときに、自分が死んだときのために生命保険に加入しました。
みなさんも、自分が死んでしまったときに残された家族の生活を考えたことがあると思います。
でも、逆に家族など大切な人が亡くなって自分が残されたときのことはあまり考えないでしょう。
『喪の途上にて』を読むと、いやでも考えさせられます。
いろいろなケースがでてきます。
妻子供だけ残して夫が亡くなった、妻子供が亡くなり夫だけ残った、子供だけ亡くなったなど。
しかも、遺体が右腕だけ、指だけ、歯だけで完全遺体ではないのです。
飛行機が墜落したのですから相当な衝撃できれいな遺体などないのです。
ケースごとに自分だったらどうなのか、を考えさせられます。

大切な人がいる方は、ぜひ読んでみてください。
何かしら意識が変わると思います。