ホラー小説「家が呼ぶ –物件ホラー傑作選」を読みました。
家にまつわるホラーは楽しめます。
家が呼ぶ –物件ホラー傑作選
ホラー小説の「家が呼ぶ –物件ホラー傑作選」を読みました。
先日読んだ「宿で死ぬ ―旅泊ホラー傑作選」と一緒に購入したものです。
「家が呼ぶ」も「宿で死ぬ」と同じように色々な作家の色々なホラーです。
すべてが「家」にまつわる話。
ホラーでは「家」「宿」の話は本当に多いですね。
安らげる場所で怪異が起こる、恐ろしい体験があるというのは本当に怖いと感じるからでしょう。
ホラーファンにとって永遠のテーマの一つといえる「こわい家」。屋敷やマンション等をモチーフとした逃亡不可能な恐怖が襲う珠玉のアンソロジー!
家って逃げられないですからね。
そこが怖い。
知らない作家
「家が呼ぶ –物件ホラー傑作選」には11作品があります。
- 若竹七海「影」
- 三津田信三「ルームシェアの怪」
- 小池壮彦「住んではいけない!」
- 中島らも「はなびえ」
- 高橋克彦「幽霊屋敷」
- 小松左京「くだんのはは」
- 平山夢明「倅解体」
- 皆川博子「U Bu Me」
- 日影丈吉「ひこばえ」
- 小池真理子「夜顔」
- 京極夏彦「鬼棲」
名前だけ知っている作家もいればまったく知らない作家もいます。
三津田信三はいくつも作品を読んでいてよく知っています。
この中ではやはり三津田信三の「ルームシェアの怪」が印象に残りました。
家にまつわる怖い話ではさすがだなと感じます。
ルームシェアって本当にこんなことが起こりそうで怖い。
まぁ私にはルームシェアは無理かなと思っています。
気をつかってしまいますし、大したことではないのに気になってしまったりするでしょうし。
ただでさえ大変だと思うのにこんな怪異が起こったら・・・。
小松左京の「くだんのはは」も面白い。
「くだん」は他でも聞いたことがあります。
少し前に「くだん」のマンガを読んだような気がします。
このような色々な作家の作品が入っている本は合わない話があったりするものですが「家が呼ぶ –物件ホラー傑作選」は違和感なく読むことができました。
ホラーが苦手な人も読めるでしょう。
気になる作家がいる方はぜひ。
【編集後記】
twitterに登録して12年のようです。
最近はまったく使っていないのですが、、登録したのは税理士受験生の頃ですね。
情報が欲しかったのでしょうね。
【イクメン日記】
次男は美味しいものを食べるとすぐ顔にでます。
逆も。
長男は気をつかうのを覚えたのかなんでも美味しいと。
【一日一新】
物理の本