小説「虚魚」を読みました。
ホラーかと思いきやそうでもないです。
もうちょっとホラーだったらよかったかなと。
虚魚
小説「虚魚」を読みました。
惹かれたのは「人を殺せる怪談」という文字。
ホラー小説は好きでよく読んでいるのですけれど怪談で人を殺すというのはなかなか無いかなと。
表紙も綺麗だなと思って思わず手に取りました。
ミステリ&ホラー大賞の大賞受賞作にも惹かれました。
怪談を探している=ホラーだと思ったのですけれどそうでもなく・・・。
途中まではいい感じで楽しめていたのですけどもうちょっとホラー色が強ければよりよかったかなと。
人を殺せる怪談
人を殺せる怪談を探す、はなかなか面白いなと。
“体験した人が死ぬ怪談”を探す怪談師の三咲は、“呪いか祟りで死にたい”カナちゃんと暮らしている。幽霊や怪談、呪いや祟り、オカルトや超常現象。両親を事故で亡くした日から、三咲はそんなあやふやなものに頼って生きてきた。カナちゃんとふたりで本物の怪談を見つけ出し、その怪談で両親を事故死させた男を殺すことが、いまの三咲の目標だ。
ある日、「釣り上げた人が死んでしまう魚がいる」という噂を耳にした三咲は、その真偽を調べることにする。ある川の河口で似たような怪談がいくつも発生していることがわかり、ふたりはその発生源を求めて、怪異の川をたどっていく。“本物”の怪談に近づくうち、事情を抱えるふたりの関係にも変化がおとずれて――。
ただ探す理由がちょっと弱い気もしました。
その怪談で両親を事故死させた男を殺すことが、いまの三咲の目標だ。
両親を事故死させた男を怪談で殺す。
復讐したい気持ちはわかりますけどもわざわざ怪談でというのが解せない感じ。
小さい子供だったから直接手を下せないとしても、小さい子が怪談でというのも。。。
“呪いか祟りで死にたい”カナちゃん
一方で呪いか祟りで死にたいのはなんとなく共感できました。
どういう理屈かわかりませんけども自分が作り出してしまったと思われる怪異で大変なことを起こしてしまったとしたらそのように思うのかもしれませんね。
怪談を追っていく
「釣り上げた人が死んでしまう魚がいる」
その怪談の発生源を追って、追っていくと少しずつ内容が変わっていく様子は面白かったです。
なぜその怪談ができたのか、発生源は何なのかを突き止めようとする話は好き。
「虚魚」はもうちょっと最後が違う形であればより楽しめたかも。
ホラーではないかなぁと感じましたので苦手な人も大丈夫でしょう。
→ 虚魚
【編集後記】
昨日は残っていた法定調書などを。
その後は子供たちの算盤に。
待ち時間が長かったのでブログやHPの手入れをしていました。。
【イクメン日記】
次男は手袋を上手くはめることができません。
指が細いからなのかもしれませんが・・・。
長男は小さいころから上手くできたのですけど。
【一日一新】
セゾン投信 とある手続き