小説「鍵のかかった部屋」読了。密室の謎解き以外で楽しめる要素が欲しい

小説「鍵のかかった部屋」を読みました。
密室がテーマです。

貴志祐介

小説「鍵のかかった部屋」を読みました。
著者は貴志祐介。
黒い家、クリムゾンの迷宮、天使の囀りなど有名な作品がたくさんありますね。

私は天使の囀りが一番好き。
漫画も買って読みましたし。

その貴志祐介の「鍵のかかった部屋」を読みました。

ホラーではなく密室殺人がテーマの本です。
霊的なものや化け物などはでてきません。
黒い家のような感じでもないです。

密室殺人

元・空き巣狙いの会田は、甥が練炭自殺をしたらしい瞬間に偶然居合わせる。ドアにはサムターン錠がかかったうえ目張りまでされ、完全な密室状態。だが防犯コンサルタント（本職は泥棒!?）の榎本と弁護士の純子は、これは計画的な殺人ではないかと疑う（「鍵のかかった部屋」）。ほか、欠陥住宅の密室、舞台本番中の密室など、驚天動地の密室トリック４連発。あなたはこの密室を解き明かせるか!?

密室殺人が4件。
うち3件はすでに犯人は明らかになっています。

犯人はこの人しかいない状態で密室の謎さえとければ、で進みます。
密室の謎がとければそれで終わり、みたいな話。
実は怪しいと思っていた人が犯人ではなく意外な人物が！を期待していたのですけどそれもなく。

最後の話だけ犯人がわからず進みますけどそれ以外はすでに犯人がわかってしまっているのが残念な感じ。
最後の話だけ衝動的で意図しないものでしたけどそれ以外の話は本当にこんなことができるのかなぁと。
とても自分では解けません。

弁護士が的外れな推理してますけどそれと同じレベルでしか考えられません。