小説の「新鮮 THE どんでん返し」を読みました。
タイトル通りで面白い。
どんでん返し
小説を読んでいて楽しめるものの一つがどんでん返しです。
最後の最後で「えっ!」と思える小説に出会えると嬉しく思います。
少し前に読んでよかったのは「女が死んでいる」です。
読んでいくうちに何となく予想していくのですが、それが裏切られたときの驚きは楽しみの一つです。
タイトルで「どんでん返し」
そんなどんでん返しがそのままタイトルになっている本を見つけました。
「新鮮 THE どんでん返し」です。
浦島太郎が龍宮城に来てみれば、待つのは密室殺人? ネット社会、刑期を終えた男の名は半永久的に残る現実が。捜査会議後の刑事たち。会話の中に、事件解決のさらなる大展開あり。シンガポールで新婚旅行、二組の男女の心理が交錯したすえに……。トロフィー凶器の殺人に、ミステリ史上前代未聞の仕掛けが! 包丁研ぎが巧みな女のもとに昔の男が訪れ、切れた二人の関係は一転し……。六編のどんでん返しが、あなたを夢中にさせる。
タイトルに「どんでん返し」と入ってしまっています。
ある意味ネタバレされているような感じ。。
普段、小説を読むときにはネタバレなど見ないようにしています。
当然ながら結果がわかってしまっては面白くないですから。
今回読んだ「新鮮 THE どんでん返し」はタイトルでどんでん返しだとわかってしまっています。
わかったうえで読むのは新鮮な感じ。。
まさにタイトルの通りの感覚です。
読んでいても「このまま終わらないだろうな」「どんな返しがあるのか?」と変にワクワクして読むことができました。
どんでん返しがわるとわかっていても意外と楽しむことができました。
6組の作家さんの作品が収録されています。
- 密室竜宮城 青柳碧人
- 居場所 天祢涼
- 事件をめぐる三つの対話 大山誠一郎
- 夜半のちぎり 岡崎琢磨
- 筋肉事件/四人目の 似鳥鶏
- 使い勝手のいい女 水生大海
特に印象に残っているのは一番最初の密室竜宮城です。
誰もが知っている浦島太郎。
竜宮城に行っみたらそこで事件が起きて・・・。
密室での殺人事件。犯人は誰か、どうやって殺害したのか。
竜宮城、浦島太郎の登場してくる生き物の設定などが面白い。
犯人を突き止めてみせたけど、玉手箱を空けてから真相に気づいて・・・。
最後の使い勝手のいい女も意外性があってよかったです。
以前の恋人が訪ねてきて、ちょっとしたいざこざでその恋人を包丁で・・・。
その後に友人が訪ねてきて泊まろうとする。
何としても風呂場には行かせないようにしている姿から元恋人の死体でも隠しているのかと思いきや。。。
筋肉事件/四人目の がちょっと読みにくかったのは残念。
注意書きがあるのでよく確認した方がいいです。
最初に「どんでん返し」があると意識しながら読むのも意外と楽しめます。
未読の方は是非。
【編集後記】
昨日は税務調査の相談。
その後に別の税務調査の立ち会い。
以前会ったことのある調査官が多くなってきました。
やりにくさはないですね。
【イクメン日記】
じいじばあばと一緒に旅行に行きたいと言い出しました。
元気なうちに行きたいと。
まだ一度も行ったことがないので行きたいですね。
暖かくなる頃には行けるといいのですが。。
【一日一新】
さいたま新都心 エクセルシオール