教育しすぎも虐待。『父という檻の中で』で子供との関係を見直そう

親にとって子供の教育は非常に関心が強いものです。
なるべく良い教育を受けさせたい、と思うのはどの親も同じ。
でも、教育しすぎるのも虐待となり得るのです。

またまた考えさせられる本を読みました。

子供にとって教育は大切。
だけど教育しすぎるのは虐待にもなり得るんですね。。。

皆さんも子供を教育しすぎていませんか?

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家も学校の校区を考えて買う

自分自身が親になって非常に強く考えていることがあります。
それは子供の教育についてです。
どの親も自分の子供には良い教育を受けさせたいと考えます。

学校の校区などを考えて家を購入する、何てケースもありますよ。
実際に友人と知人が学校を考えて家を買っています。
少しでも評判の良い学校に通わせたいからですね。

家って買ったらな引っ越すのはなかなか難しい。
それなのに「子供の学校」のことを考えて場所を決めているんです。
あと一本道路のこっちだったら、というような失敗をしないために入念に調べて買うわけです。

それくらい親にとって子供の教育は非常に重要な問題なのです。

「父という檻の中で」は読むべき

子供には良い教育を受けさせたい、私もこのように考えています。

長男は4歳ですが、数字やひらがなの勉強をさせています。
どうやって教えれば良いかわからないので、
とりあえず市販の教材を買ってやらせています。

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毎日幼稚園に行く前に1ページやっています。
今でこそ、そこそこできるようになってきましたがやり始めた頃は大変でした。
できない、やりたくない、と言って泣き出したり・・・

それでも半ば無理に続けさせていたら、何とか習慣になってきました。

ですが、最近ある本を読んで考えさせられたことがあります。
読んだものは、『父という檻の中で』という本。

タイトルだけでも買いなのに、帯に「教育という名の虐待」とまであります。
絶対に買っちゃいますよね。
2,400円+税 なのでちょっと高めですが子供がいる方は一度読んでみた方がいいですよ!

この本の内容ですが、タイトルから想像できる通り父親による虐待です。
虐待といっても暴力ではありません。
育児を放棄するようなネグレストでもありません。

逆です。「教育」と称して子供に過度に関わりすぎているのです。
教育しすぎが虐待になると。。

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自分で虐待だと気付いていない

この本は父親から異常な教育を受けた女性が書いた本です。
3歳の頃から18歳で家を出るまで父親から異常な教育をされていました。
この父親がホントに意味不明で理不尽な理由により教育と称して虐待しています。

  • ナチスに捕まった時に音楽ができると助かるといって無理に楽器を習わせ、
  • 死の瞑想といって真夜中の真っ暗な地下室に入れられ、
  • 恐怖心を克服するためといって電気柵を握らされる、
  • 免疫が落ちるからと滅多にシャワーを浴びさせない、

父親はフリーメイソンであり、いずれナチスがまた世の中を支配すると本気で信じています。そうなった時に生き延びられるようにと意味不明な理由をつけ、訓練として虐待しているのですね。

父親はある女の子を養子として引き取り、その女の子が成長したら自分の妻にします。そして女の子を産ませる。妻とさせるために養子にした時点から「教育」を始めて自分の理想を叶えようとするんです。壮大すぎてホントに異常としか言えません。本当にこんな人がいるんだ、という感じです。

怖いのは自分で異常だと気付いていないところです。
虐待であると認識していないんです。
それどころか子供のためだと思っているんですよね。

救いは子供を殺したりするようなことはしていないこと。
虐待の末に殺してしまったなんて酷すぎますからね。。。

関連子供を愛せない親もいる。愛せなくても嫌いにはならないように

子供との関係を見直すきっかけになる

「父という檻の中で」は子供との関係を見直すいいきっかけになります。
自分では気付かぬうちに子供に負担をかけていないか、
虐待に近いことをしていないか、を考えさせられます。

今、「毒親」ってよく聞きますよね。

暴力や育児放棄なんかは分かりやすいです。
ですが、自分ができなかったことを無理に子供にやらせようしていたり、自分の思い通りにいかないと子供を責める親なんかもいます。こういうのは外から見てもなかなかわかりません。

教育と称して無理に勉強させることも虐待になり得るんですよね。
「父という檻の中で」の本の帯にも【教育という名の虐待】とあります。

子供のため、と思い込んでいるところが厄介です。
「子供を愛している」のは事実なので余計にややこしいですよね。。。

本当に子供のためなのか、は常に考えてみるべきです。

まとめ

あなたも知らず知らずのうちに「檻」を作っていませんか?
子供にとっては虐待だと感じているかもしれませんよ。

愛情があっても虐待になる、のは非常に怖いことですね。。。

「父という檻の中で」の父親も決して暴力を振るったりはしていません。
それどころか本気で愛する娘のためだと考えているんです。
病気になった時には優しい言葉をかけてくれた、と記述があるので
本当に子供のことを大切に思っていたことがわかります。

自分ができなかった夢や自分の価値観を子供に押し付けていませんか?

子供のことを愛している、子供のため、そう思っているのは自分だけかもしれない。

一度子供との関係を見直してみてはいかがでしょうか?

 

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昨日は終日事務作業。
ブログ執筆、確定申告、会計ソフト入力、試算表作成。
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