子供の勉強方法はそれで大丈夫?常識が覆る『学力の経済学』は必読

子供を持つ親にとって教育をどうするかは興味のあるところです。
今は中学受験や小学受験も珍しくなくなってきました。
子供の勉強について面白い本があったので紹介します。

子供にはいい教育を受けさせたい、子を持つ親なら誰もが思うこと。
そんな親にとって非常に興味深い本があります。
『学力の経済学』という本です。

子を持つ親なら必読です!

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子供には勉強して欲しい

子供を持つ親なら誰でも思うことですが、子供には勉強して欲しいですよね。
私も自分の子供にはいっぱい勉強して欲しいと考えています。
理由は、将来の選択肢が広がるから。

関連どうして勉強しなきゃいけないのか?それは選択肢が広がるから

私自身は学生時代にはまったく勉強していませんでした。
ずっとディズニーでアルバイトをしていたので、単位もギリギリ。。。
大学の4年になって一番たくさん授業を受けていました。

そもそも大学入試を受けていません。
付属高校だったのでそのまま大学に入学できたのです。
今考えると安易だったな、と。
大学で知り合えた仲間もいるので良かったのは良かったのですが、
一生懸命勉強して違う大学に行っていたら・・・と考えることもあります。

私の大学はどんなお世辞を言っても高学歴とは言えません。
就職に学歴は関係ない、と言いますがまだまだ影響があるのは事実。

関連学歴って本当に必要?あったほうが選択肢が広がるのは間違いない

子供にはいろいろな選択肢を持って欲しいので勉強してもらいたいです。

勉強方法は「学力の経済学」が参考になる

今、長男に足し算とひらがなをやらせています。
市販されているこのような教材を毎日やっています。
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幼稚園に行く前に1時間くらいかけてやっています。
目的は、勉強する習慣をつけることです。
ようやく朝ごはんを食べたら自分から用意してやるようになってきました。

まだまだ間違いも多いのですが、毎日やっているので良しとしています。

勉強方法はどうすればいいのか?

目的は「習慣をつけること」なのですが、たまに「これでいいのかな」と考えることもあります。ひらがな はともかく足し算の教え方、勉強の方法はどうすればいいのだろう、と。今はとにかくやらせているだけです。

でも、どうせやらせるなら効率的に効果的にやらせたいです。

そこで非常に参考になる本がありました。
「学力の経済学」です。
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表紙を見ただけでそそられますよね!

  • ゲームは子どもに悪影響?
  • 教育にはいつ投資すべき?
  • ご褒美で釣るのっていけない?

いかがでしょう?この文言だけで買っちゃいますよね!
実際にかなり売れているようでランキングでも上位に来ていますね。
Amazonのビジネス書ランキングで19位です(2016年1月26日)

実際に読んでみると、非常に参考になる部分が多いです。
著者は教育経済学者で全てエビデンス(証拠)に基づいて書かれています。
すべて証拠に基づいて書かれているので信頼性が違います。

子供の勉強方法について悩んでいる方は必読です!

「学力の経済学」で気になった言葉

学力の経済学は親にとって非常に気になる言葉がたくさん出てきます。
私が気になったものをいくつか紹介します。

しつけはすごく大切

4つの基本的なモラル(=ウソをついてはいけない、他人に親切にする、ルールを守る、勉強する)をしつけの一環として親から教わった人は、それらをまったく親から教わらなかった人と比較すると、年収が86万円高い

基本的なしつけを親から受けた人は年収が高い、というのですね。これは著者の主張ではなくデータに基づいた結果なのでかなり信頼性が高いです。

年収が高い理由は、

しつけが子どもの勤勉性に因果関係を持つことが明らかに

とあります。
基本的なしつけを教わった人は勤勉になる、だから年収も上がる、と。
親としては非常に参考になりますよね!
勉強も大切だけど、基本的なしつけも大事!

大学にお金をかけるのはいいの?

「学力の経済学」では、いつ子どもにお金をかけるべきか?も書かれています。
一般的には子どもが小さいときにお金を貯めておき大学にお金をかけるものだと考えますよね。でも、それは違うと書かれています。

もっとも収益率が高いのは、子どもが小学校に入学する前の就学前教育(幼児教育)です。

「収益率」という言葉にちょっと違和感がありますが、子どもの年収を上げるためには幼児教育が大切だと言っています。大学のお金を貯めるために幼児期にあまりお金をかけない人もいるが、子どもの年収を上げるという点でいうとそれは違う、ということです。

大学でもお金がかかるのに幼児教育にお金もかけるのは非常に大変、と思っていたら

ただし、ここで「明日からでもわが子を学習塾に通わせよう」と考えるのは拙速です。~中略~ しつけなどの人格形成や体力や健康などへの支出も含みます。

とあります。
単純に幼児教育を習わせればいいわけではないのですね。
この時期には学力以外の能力も大切だということです。

テレビやゲームはやめさせるべき?

実は私の小さな願望として、子供とゲームをしたいというものがあります。
もう少し大きくなったら子供と一緒にゲームで対戦したいんですよね。
私が子供のときにたまに親が一緒にゲームしてくれたことがすごく嬉しかったのです。

さて、そのゲームは勉強にどう影響するのでしょうか?

テレビやゲームと、子どもの学習時間の間には負の因果関係があることが示されています。~中略~ 残念ながら、1時間テレビやゲームをやめさせたとしても、男子については最大1.86分、女子については最大2.70分、学習時間が増加するにすぎないことが明からになりました。

1時間ゲームをやめさせても勉強時間は2分しか増えないとか。。

理由としては、ゲームの時間が減ってもその分、スマホをいじったりネットで動画を見たりするから、とのこと。
今の子供らしいですね。

結論としては、

少なくとも、子どもに勉強させるためにテレビやゲームの時間を制限するのは、あまり有効な方法とは言えないのです。

ゲームは息抜き程度にやらせることがいいのですね。

関連教育資金の一括贈与をうまく活用しよう!教育費の範囲は意外と広い

まとめ

『学力の経済学』は子供を持つ親にとっては非常に興味深く読めます。
紹介した以外にも、「男の子には父親が、女の子には母親が寄り添って勉強した方が効果が高い 」ということも。
このような「へ~」と思えることがたくさんありますので
子供がいる方は是非読んでみてください。

教育関係者の方にもおすすめです。
本の最後の方に、「いい先生とはどんな先生なのか」という項目があります。

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