日航機墜落から30年。大切な人を突然失う悲しみを考えてみよう。

今日で日航機墜落事故から30年です。
事故当時、私は6歳でした。
事故のことはまったく記憶にありません。。。

記憶にはないですが事故のことは知っています。
毎年テレビで報道されていますからね。
その影響で本を買って読んでみたことがあります。

墜落遺体と喪の途上にて、という本です。
突然大切な人を失う悲しみから立ち直るヒントがあります。

2015-08-12 07.08.56

突然大切な人を失う悲しみ

日航機の墜落事故では520人が犠牲になりました。
夫や妻、子供がいた人もいます。

そのような人たちは突然大切な人を失ってしまったわけです。

その悲しみは想像しようとしても想像できません。。
私も妻・子供がいますが突然事故で失ってしまったらどうなるかわかりません。
この先自分だけで生きていけるのかどうか。。。

悲しみは準備できない

今日テレビで日航機事故から30年ということを知りました。
一昨日は終活について書いたのでタイミング的にどうだったかな、と
考えていて気づいたことがあります。

それは、
終活で手続きは困らないようにできるけど、悲しみは準備できないということです。

病気であと3ヶ月の命です、とかだったらまだ心の準備ができますよね。
もちろん「死の宣告」をされたときはショックでしょう。
でも、事故などで突然別れが来るよりは心の準備ができるはずです。

少し前に「なぜ君は絶望と闘えたのか」という本を読みました。
かなり話題になったので知っている人もいるでしょう。
光市の母子殺害事件についての本です。

帰宅したら妻と子が殺害されていたら、、、、、

自分だったら立ち直れないかもしれない。。。。。
普段からどんな準備をしていても突然の別れに対処できないでしょう。

悲しみからどう立ち直るのかを知る本

事故などによる突然の別れについてはどうにも対処できません。
通勤中に事故に遭うかもしれないといって外に出ないわけにもいきません。

事故や事件については対処しようがないんですよね。
事故の確率が高いバイクに乗らないとか、
事件が多い繁華街に行かない、なんてことはできますが効果はそんなにないでしょう。

対処できないのであれば、起きてしまった後にどうするかを考えておくしかありません。

悲しみをしるために「喪の途上にて」を読んでみよう

岩波文庫の「喪の途上にて」という本があります。
日航機墜落事故について書かれたものです。
こちらは残された遺族を中心に書かれています。

突然大切な人を失った遺族がどのように過ごしてきたのか。
実体験ですから非常に参考になります。
妻子供だけ残った、夫だけが残った、親だけが残った、、など。

自分が死んだときに残された家族のために、と考えることはあっても
家族が死んでしまって自分だけ残されたら、とはあまり考えませんよね。

喪の途上にては様々なケースごとに書かれています。
未読の方は一度読んでみてください。
何かしら意識が変わるでしょう。

子供がいるなら愛着障害という本も

今読んでいる「愛着障害」という本もいいです。
子供のことを中心に書かれています。

急に親がいなくなることについてこのように書かれています。

事情はどうであれ、子どもにとっては、見捨てられたということに変わりはない。愛着対象を突然奪われた子どもは、世界の土台をうしなうに等しい打撃を受ける。

非常に参考になることが書かれています。
子供がいる方は是非一読を。

まとめ

急に大切な人を失う悲しみって体験した人じゃないとわからないですよね。
いくら考えても体験しないとわかりません。
体験しないにこしたことはないですよね。

でも、いつ何があるかわからない。

自分が当事者になるかもしれないということは考えておくべきでしょう。

 

日航機墜落事故の詳細はこちらの本を読むとわかります。
時速600キロとかで突っ込んだわけですからどれだけ凄惨だったか。。。
この本を読むと遺体の凄まじさから事故の大きさがわかります。
生存者がいたことが驚きです。

 

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