昨日、行政書士の方と打ち合わせをしました。
その中で話題になったのが、士業事務所に勤めることの特殊性。
士業事務所に転職する際には何を重視するのかを明確にしましょう。
税理士業界は8月の税理士試験後に転職活動が盛んになります。
今年は試験日が遅くなったので転職活動も遅くなったようですね。
士業事務所の勤めることの特殊性
昨日、行政書士の方3人と打ち合わせをしました。
行政書士法人になられています。
打ち合わせのなかで話に出たのが士業事務所に勤めることについて。
士業事務所に勤めるというのは極めて特殊です。
みなさんのなかで士業事務所に勤めた経験のある方は少ないでしょう。
税理士事務所なんかは離職率が高いので経験がある方もいるかもしれませんね。。。
士業事務所の特徴
士業事務所といってもたくさんあります。
弁護士、会計士、弁理士、不動産鑑定士、行政書士、司法書士、
社会保険労務士、税理士 など。
たくさんありますが、共通している特徴があります。
それは、所長次第ということ!
明るいか暗いか、緩いか厳しいか、給料が高いか低いか、
残業が多いか少ないか、 などなど。
士業事務所の場合、とにかく所長次第なんです!
所長次第で良くも悪くもなります。
士業事務所への転職は何を重視するのか明確に!
このように士業事務所は所長によってまったく違います。
同じ税理士事務所でもびっくりするくらい違います。
私自身、3つの税理士事務所に勤務しましたがそれぞれ全然違いましたよ。
年功序列のところ、
残業がまったくないといっておきながら残業ばかり、
昇給があったり、なかったり、
賞与があったり、なかったり、
・・・あげればきりがありません。
士業事務所に転職しようとしているということは何か目的があるはずですよね?
まずはその目的を明確にしましょう!
資格取得を目的にするなら残業がないところ、
仕事を覚えたいなら残業が多くてもたくさん任せてもらえるところ、
給料をたくさん欲しいなら大手の事務所、
特殊業務をやりたいならその特殊業務をやっているところ、など。
税理士なら相続業務を学びたいなら相続専門の事務所に入るべきです。
一般の事務所だと一生かかっても学ぶことができないかもしれません。
時間も欲しいし給料も欲しいというのは難しいです。
(これは士業事務所に限りませんが)
何かを犠牲にしなければいけません。
資格取得前なら資格取得を第一に
資格を取って終わりではないのですが、
資格をとらないことにはどうにもなりません。
まだ資格を取得していないなら資格取得を第一目標にしましょう!
そのためには残業がない事務所を選ばなくてはいけません。
給与などは二の次です。
資格取得のための学校費用などでお金がかかりますが、
何よりも時間を重視しましょう。
お金は資格をとってから稼げばいいのです。
独立したいなら小規模事務所
士業というと「独立」を考えるでしょう。
独立したいなら小規模事務所がオススメです。
できれば請求書作成とかまで何でもやらせてもらえるところの方がいいです。
独立したら全部自分でやらなきゃいけないわけですから。
給与の金額なんて後です。
神戸で独立している石田さんのブログが参考になります。
「残業はありません」に注意!
求人広告に騙されないようにしましょう。
あれはあくまで広告なんです。
求人『広告』というくらいですからね。
良く書いてあるのが当たり前。
特に「残業はありません」という文言には注意しましょう!
鵜呑みにしてはいけません。
私も騙されたことがありますから。。。。。
本当に残業がないか確かめる
夜に問い合わせの電話をしてみる、
夜に実際に事務所を見に行ってみる。
これだけで大体の実態がわかるでしょう。
夜に電話したのに普通に応答していたら、、、
夜に事務所を見に行ったら電気がたくさん点いていた。。。。
入所してから後悔したのでは遅いです。
入念すぎるくらいチェックしましょう!
まとめ
士業事務所に転職を考えている時点で何かしら目的があります。
資格取得、仕事を覚えたいというだけでなくもっと深く考えてみましょう。
資格を取りたいから絶対残業がないところ、
仕事を覚えたいというだけでなく具体的にどの仕事を覚えたいのか、
その事務所でその仕事ができるのか、
とにかく給与が欲しいのか(それなら一般会社がいいと思う)
目的を明確にしましょう!
そうすれば、どこの事務所に入ればいいか見えてくるはずです。
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