独立後、勤めていた税理士事務所から外注として仕事を受けるメリット、デメリット

2014-06-13 21.39.18現在、私は税理士として開業しています。
開業していますが、以前勤めていた税理士事務所から外注として仕事を受けています。
昔は、独立するときにのれん分けとして何件かクライアントを譲ってもらうこともあったようですが
今はほとんどありません。
知り合いの税理士で何人か独立しましたが、のれん分けがあったのは一人もいません。
初めから定期的な収入を得ることは難しいので、外注として仕事を受けることができれば収入面・精神面ともかなり大きいでしょう。

外注として仕事を受けるメリット、デメリット

メリット

なんといっても定期的な収入が見込めることです。
前述したように独立しても初めは収入がありませんので、精神的にもかなり不安になります。
外注として収入があれば、安心して自分の営業をすることができます。
一番大きいのは、焦って割に合わない仕事・やりたくない仕事を受ける必要がないことです。

デメリット

仕事量の調整が難しいことです。
自分で営業して仕事が増えてきたら外注の仕事を減らしてもらう必要があります。
すぐに対応してくれればいいですが、新しく人を雇う必要があると時間がかかるかもしれません。

方向性が違う場合も困ります。
今の私がそうなのですが、私はガンガン営業してどんどん大きくしてとは考えていません。
でも税理士事務所側ではどんどん大きくしていきたいと思っています。
私は仕事を減らしていきたい、事務所側はどんどんまかせたい、と思っているのです。
どう調整していくかはよく話し合うことが必要です。

自分のやりたくない仕事もやる必要があります。
記帳代行などは手間もかかりますし、やりたい仕事ではありません。
こういった仕事もこなしていかなければなりません。

時間も制限されます。
クライアントからの問い合わせにも答えなければなりませんし、事務所の職員ともコミュニケーションをとる必要があるので好きな時間に仕事をするわけにはいきません。
どうしても職員と同じような時間帯に仕事をするようになります。

そもそも外注として仕事を受けるためにはどうすれば良いか?

まず信頼されなければなりません。
税理士事務所側からすればクライアントを取られてしまう危険があるわけですから
そういったことはしない、と信頼される必要があります。

大切なのは勤めているときから事務所の方針に従うことです。
やり方が古かったり、理不尽なことがあっても事務所の所長とケンカをしてはいけません。
もちろん、効率化できることなどは事務所全体として取り組むように提案することは大切です。
勝手にやっては怒られるので、所長を通して事務所全体としてやるようにすればいいのです。

普段から資格を取った後もしばらくはそのまま勤めるつもりである、というような雰囲気をだしておくことです。
資格を取ったら独立するとか言っている人には外注として仕事をふってくれないでしょう。
独立する気はなかったけど、いろいろ考えた結果独立することにしました、という感じがいいです。

あとは、そもそも所長が理解がある人でないと難しいです。
年配の方だと難しいかもしれません。
そういったことも考えて勤める事務所を考えてみるのもいいと思います。

【編集後記】
最近、宇宙関係の本を買っています。ブラックホールとか何億光年とか聞くとワクワクします。
望遠鏡を買おうと思って探し始めています。

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