書き出しで本を選ぶ。「書き出しは誘惑する」が面白い

本を選ぶときは表紙などでなんとなく決めていました。
書き出しで選ぶことはなかったです。

本を選ぶ

本を選ぶときに気にしていることはありません。
特に選ぶ基準もないです。
タイトルと表紙を見てなんとなく・・・で選んでいます。

電子書籍はAmazonで買うことが多いので紹介文なども参考にします。
ホラー小説は著者で買うこともあります。
この著者なら間違いないという人が何人かいますので。

さえづちの眼

中身を見て買うことはありませんでした。

書き出し

今まで印象に残った本は何冊かあります。
それぞれ完璧ではないですけど内容を覚えています。

ただ、書き出しは覚えていません。

その小説の1ページ目、本当に最初の書き出しはまったく覚えていません。
書き出しを覚えている本は・・・0です。
好きなシリーズの本や本当に面白かったモンテクリスト伯も書き出しはまったく覚えていません。

その書き出しについて書いた面白い本を見つけました。
岩波ジュニア新書の「書き出しは誘惑する」です。
図書館で見つけて面白そうなので借りてみました。

今まで意識したことのなかった「書き出し」についての本です。

読者に作品の手ごたえをどう伝えるか、書き出しには、小説家たちのさまざまな創案と工夫が凝集されています。それらを導きの糸にして、小説の魅力や読む楽しさを解説します。名作、問題作、異色作等、あらゆるジャンルの小説を洋の東西、長短編にかかわらず、多様な切り口から紹介し、読書案内にも最適な一冊。

あまりこのような内容の本は無いですよね。
目次は下記。

  • まず笑ってしまう
  • 早くも異変の兆しが
  • 風景が浮かびあがる
  • ある都市の肖像
  • この断言に心ひかれて
  • いきなり手紙をのぞく
  • こんな気分に誘われて
  • このような人がいます
  • 「こんな書き出しは、どうでしょう?」

気になったのは「早くも異変の兆しが」のところ。

彼は数日前にその小説を読み始めた。

こんな書き出しがあったら確かに気になりますよね。
この一文だけでその小説に何か問題があるのかなと思えますよね。

他に気になったのは

夏休みの第一日目、私はユウカイされた。

誘拐でも事件なのにあえてカタカナで「ユウカイ」とあるのが謎。
気になります。

このような小説の書き出しについて書かれているので面白いです。
最後に読書案内もありますし読んでみたいと思える本が何冊か出てきました。

あまりない本なのでぜひ読んでみていただければ。

→ 書き出しは誘惑する――小説の楽しみ

 

【編集後記】
昨日は執筆を中心に。
場所を変えながら少しずつ進めました。
久しぶりにスーパーマリオをやりました。
意外と難しく8-1までしか行けず・・・。

【イクメン日記】
次男もマリオのゲームウォッチをやっていました。
難しいみたいで1-4までしか進めなかったと。
昔のゲームの難しさを実感していたようです。

【一日一新】
ANKER ポーチ

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