小説「夫が邪魔」を読みました。
現実になったら、、、、と思うと怖いですね。
小説「夫が邪魔」
小説「夫が邪魔」を読みました。
新津きよみの小説です。
ホラー小説も書かれていて、シェアメイト・女友達を読んだことがあります。
ジワジワくる怖さだったのを覚えています。
幽霊など化け物がでてきて大暴れするようなホラーではなく、ジワジワ感じるホラーでそこが好きです。
今回も気になるタイトルがあったので読んでみました。
「夫が邪魔」
すごいインパクトあるタイトルです。
内容を読まなくても容易に想像できそうな・・・。
短編集となっていていくつかの話があります。
- 夫が邪魔
- マタニティ・メニュー
- 二十五時の箱
- 左手の記憶
- 捕えられた声
- 永遠に恋敵
- 殺意が見える女
女性視点で書かれた作品ばかりです。
現実になりそうで怖い
まず
嫌いな女友達より、恋人を奪った女より、
誰よりも憎いのは……夫かも。
あなたが許せないのは誰ですか。
誰よりも憎いのは・・・・夫かも。
が本当に怖い。
誰よりも憎いのは夫かも、、、、が本当に怖い。
誰よりも一緒にいる時間が長いので誰よりも憎く感じるようになってもおかしくはないですよね。
表向きは何ともないようにふるまっているけど、、、、裏ではどうやって消して(殺して)やろうかと考えている。
結婚、妊娠と女性にとって非常に大きなものや不倫、ストーカー的なものまで。
妊娠したのに捨てられたのにその復讐相手として考えるのが捨てた男自身ではなく男の妻だというのも怖い。
捨てた本人ではなくその妻を標的に考えるなんて・・・。
このあたりが男との違いなのでしょうかね。
よくわからない狂気が本当に恐ろしい。
家にいるんだから
ただ共感できる部分もありました。
仕事がしたい。
なのに、あの男は“私の家”に帰ってきて偉そうに「夕飯」だの「掃除」だの命令する。
苛立ちが募る女性作家のもとに、
家事を手伝いたいと熱望する
奇妙なファンレターが届く(表題作)。
自宅で仕事することも多いので「家にいるんだからやらなきゃ」と感じる部分はあります。
遊んでいるわけではないのですが、家にいる=時間があるでしょと感じられる部分はあるかなと。
ウチは理解してくれているのですが「いるんだから」はよくあることでしょう。
特に女性が自宅で仕事していると「家にいるんだから家事をちゃんとやってくれ」と言われることも多いでしょうね。
在宅勤務が増えてきてはいますがこのような問題も多くなりそうです。
話がそれましたが、、、得体のしれない狂気の怖さを味わえます。
ぜひ読んでみてください。
→ 夫が邪魔
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【編集後記】
昨日は申告書の作成、執筆を中心に。
エアコンを買い換えるか悩み中。
かなり古いので買い換えたいけどまだ問題なく使えます。
買うなら早めに動かないと取り付けが遅くなりそうで・・・。
【イクメン日記】
もうすぐ夏休みなので色々と道具を持ち帰っています。
少しずつ持ち帰ればいいのにまとめて持ち帰るので大変・・。
【一日一新】
郵便局でとある手続き